芸術・芸能

2020年7月16日 (木)

五か月振りのにぎわい座

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コロナ禍で落語会から遠ざかること5か月、買っても買ってもすべて中止、特ににぎわい座は横浜市が運営している施設のせいか、決断が早く、見事な中止っぷりと言いたいほどの潔さ。折角抽選で当選した志の輔の高座もあっという間に夢壊れでした。

落語も雲助さん久しぶりです。感染を防ぐために席は一つ置き、飲食はなし、ロビーの椅子もソーシャルディスタンス、少々寂しいといえば寂しい独演会でしたがその分ゆったりと落語を楽しむことができました。

名前の通りちょっとすごみのある声で苦手と言えば苦手だったのですが、若い女性の声には難があるもののその分男性の声には色気があることに気づきました。初めて聴いた”お初徳兵衛”二人のなれそめの場などは、徳兵衛にとても色気があり、魅力的。

ポスターには二席と書いてありますが、一席目に”粗忽長屋”を入れて、大山詣り、お初徳兵衛、と三席じっくり聞くことが出来ました。雲助師匠のところの一門会はとても芸達者がそろっていて楽しいので次は一門会を拝聴したいと思っています。

 

今日のきものは:蛍の帯が締めたくて今日も明石縮に蛍模様の掬いの帯、写真を撮り忘れましたので、昨年撮った明石縮のきものと、蛍の帯を合体させて想像してみてくださいね。

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2020年1月10日 (金)

初落語と着衣始

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  暮れから十日ほど家にこもって仕事三昧、台所に立つのに飽き飽きしたころの今年最初のお出かけです。

夜7時からの開演なのですが、早めに出て高島屋の呉服部でひと仕事。ちょうどなじみの呉服メーカーさんがいらしていたので新年のご挨拶をし、社員の方を交えよもやま話。少々会話に飢えていたので、ストレス発散になりました。

五時過ぎに夕食のお弁当を買い、にぎわい座に向かいました。

年に二度は聴くことにしている柳亭市馬師匠の独演会。爽やかな嫌みのない落語で年始には最適です。客層は幅広く、年配から若い人まで、女性も多く、人気のほどがうかがえます。

 

相変わらず疲れた体で出向くので、前座、二つ目は居眠りがでます。とくに二つ目は私のリズムと間が合わないらしく、すっかり寝付いてしまいました。こんなこともあるのですね、いつもは居眠りしていても耳だけは起きていて落語の流れはわかっているのですが・・市江さん、ごめんなさい。

トリの”子は鎹”は”子別れ”と題したオオネタの下の部分、市馬師匠では子別れは聴いたことがなかったので、あまり得意ではないのかな、と思っていただけに期待大。さらりとした味は変わりなく、子と親の心情を嫌みなく表現されていてなかなかのものでした。こういう人情物もお上手ですね。今日は熱が入って終演は9時半になりました。

今日のきものは:

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落語はいつもは紬などの気楽な着物が多いのですが、着衣始ということで、ちょっと改まって柔らか物で。

写真ではよくわからないかもしれませんが、北斎小紋、北斎のデザイン帳から引用した小紋柄です。

帯は小倉隆さんの唐花模様の名古屋帯で。

右は今年新調の輪奈ビロードのコート、前のコートは2000年に作ったものなので、今後のことを考えて少々地味目の紫を選びました。(コート矢代仁)

 

 

2019年12月28日 (土)

今年のトリは文菊さん

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10月15日に予定されていた独演会が台風のため延期になり、年末ぎりぎりの28日に開演。ご本人もこんなことは初めてだそうですが、私もこんな年末ぎりぎりに落語を聴きに行ったのは初めて。

初めて尽くしの会でしたが、暮れの忙しい時期だというのに会場は盛況、ある意味平和ですね。

上品な江戸前の語り口で相変わらず見事な落語を聴かせていただきました。

演目は 粗忽長屋、小言幸兵衛、藪入り

それにしても細いからだから出る語り口は力があり、渋く、そして色気もある、そのうまさは確かに本物です。

来年も期待しています。

 

 

今日のきものは:今年最後のきもの着用になります

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きもの:信州飯田紬 飯田格子といわれる格子柄のきもの、結城紬に匹敵する暖かさです

帯:定番の椿模様のちりめんの染帯

    

 

 

2019年12月15日 (日)

バッハコンクール予選とお誕生会

Tanjyokai_20191217001301     昨年はお休みしたのですが、今年は挑戦しようとお孫ちゃんがエントリーしたピアノコンクール、バッハコンクール横浜地区大会に応援に出かけてきました。その後夜には私の一日早いお誕生会をそごうの10階にあるレストランで娘たちがしてくれるというので、なんとか予選通過して楽しい会にしたいものだと、孫にはっぱをかけての応援です。

演奏曲はシンフォニア15番、シンフォニアのなかでは唯一テクニカルな曲ということでしたが、なんとか弾き切り、無事予選通過となりました。ただ、評価が審査員の中で割れ、弾いた本人には納得のいかないこともあり、もう一度先生にいろいろうかがって練習しなくてはならないと思ったようです。全国大会は来年2月、納得のいく結果をだせるよう頑張ってほしいものです。

とにかく、予選は通過したので暗い気持ちにはならないで済み、私の誕生会も和気あいあいとした楽しいものになりました。

 

 

 

2019年11月15日 (金)

オグリ 猿之助バージョン

Photo_20191118085401 二か月も前から先行販売で座席をゲットし、楽しみにしていたスーパー歌舞伎Ⅱ、小栗判官は猿之助です。「ワンピース」のとき猿之助さんが事故で大けがをされ彼のルフィを観ることができず、またその後の復活が素晴らしいと聞いていたので、今回はぜひ彼の小栗判官が観てみたかったのです。

エンターテイメントしては素晴らしい演出で、鏡を使って劇場に奥行きを見せ、映像を駆使した演出はまPhoto_20191118110701さに新歌舞伎、古典歌舞伎を見慣れた私でも何の違和感もなく次々に出される驚くような演出にただただ、驚嘆して舞台を眺めていました。

いつものようにイヤホンガイドが必要かなと思って受付で尋ねたのですが、「とても分かりやすくできていますので、今回は必要ありません」という返事。なるほどなるほどテーマも筋も非常にわかりやすくできており、演出の見事さが伝わってくる作品でした。(右の写真は開演前の舞台の様子、背景に鏡が使ってあるので劇場がとても広く見えます)

最後のリストバンドを使っての”歓喜の舞”は大盛り上がり、日ごろの憂さを晴らすにはもってこいの楽しい観劇となりました。

そうそう”金坊”役で出演の市川右近ちゃん、本当にかわいらしい声でかわいらしい演技、ほっぺをぷにゅぷにゅしたくなるようなかわいさです!

 

今日のきものは:今日の気分はお祭り気分、ちょっと遊び心のある祭り模様の付け下げを着ていきました。友人二人もおしゃれな付け下げで。

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きもの:東京手描友禅 江戸の祭り(小倉貞右作)

帯:波模様の白地袋帯

帯締め:片面亀甲(平田組紐)

2019年10月22日 (火)

映画 蜜蜂と遠雷

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大規模な映画館ではありませんでしたが、ほぼ満員、観客はまことにお行儀がよく、がさごそと音を立てる人はいません。皆映画というより音楽を聴きに来ているという感じです。小説の「蜜蜂と遠雷」が素晴らしく、本のなかから音が響いてくるような、私のような音楽の素人にもこの音を生で聴いてみたいと思わせる作品でしたので、映画化されると聞いた時から公開を楽しみにしていました。

当日はピアノはもう一歩だけれど耳だけは抜群の孫と二人で出かけました。4人を演じた役者の大変さはさることながら、それぞれの個性に合わせて弾かなくてはならない、4人のピアニストはさぞたいへんだったことでしょう。正直、マサルや亜夜の演奏はおそらくですが、ピアニストの方々の個性そのものを出してめいっぱい弾いても良かったと思いますが、難しいのは明石と塵の演奏ではなかったでしょうか。

塵は人によってとても評価が分かれる演奏ということで、天才的な輝きが求められると思いますが、素人の私にはとても優等生的な演奏に聞こえ、意外感がありませんでした。誤解をされると困るのですがこれは決してピアニストが下手だということではありません。

そして、生活者としての音楽を目指す明石の演奏はやはり受賞したという「春と修羅」の演奏を前面に出して聴かせてほしかった。”生活者としての音楽”に一番惹かれた孫が「明石を主人公にしたスピン オフ映画を作ってくれたらいいのにね。というのには私も同感です。

映画としては ★★★★☆ 80点というところでしょうか。

2019年9月18日 (水)

吉右衛門不在の秀山祭でしたが・・

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それでも芸達者がそろう秀山祭、松王丸は松緑が代役で演じて、吉右衛門のようにはいきませんがなかなかの熱演、義理と親の心情のはざまでゆれる難しい役どころをしっかりと演じていました。突然の代役でさぞ大変だったことでしょう、なんでも松王丸は二度目とのことですが、一度の経験で急な代役をこれだけこなせるとはたいしたものです。このような経験を経て役者は成長していくのでしょうね。

そして、勧進帳が素晴らしくよかった!幸四郎も昼の部の沼津で吉右衛門の代役を務め(これは初役だそうです)、膨大なセリフを一夜にして覚え演じきったのはすごいことです。そして夜の部では義経を思う心情と弁慶の人間の大きさを見事に演じ、最後には幸四郎弁慶そのものが大きく見えた秀逸な舞台になりました。思うことは同じ、隣の席の友人も「幸四郎が大きく見えた、役者が大きく見えるときは出来が良かったということよね」と感激していました。「吉右衛門は観られなかったけれど、こんな素晴らしい弁慶を観られたから今回は満足」と大阪に帰っていきました。

 

今日のきものは:ここしばらく体調がはかばかしくなく、着物を着るにも身が入りません、といって怠けていてはどんどん老いるばかり、ということで、単衣の付け下げ、昨年白すぎて着られなかったものを染め変えたものです。今度は少し地味になったかな、というところ。

2019918 コーディネイトがもうひとつしっくりこなくて来年着るときは練り直しです。

着物:波模様の付け下げ 

帯:九月も半ばすぎたので、つづれの帯で、(つづれの帯 ベルリンの花 石川つづれ)

 

2019年9月 6日 (金)

還暦おめでとうございます!

 2019-9-6_20190910090401  いやはや楽しい独演会でした。一年ぶりの桂米團治独演会、年に一度のこの会を楽しみにしているのですが、若手と思っていた米團治師匠もなんと今年還暦だとか、二席目のとき、「実は還暦で7月まで方々を廻っていたのですが、ここではまだ披露してないから」ということで、羽織袴の正装で登場、羽織は黒地に束熨斗(”つかねのし”と読むそうです)が大きく背に描かれたちょっと愛嬌のあるデザイン、上方落語の遊び心満載のいでたちで会場をわかせました。本日の本命、質屋蔵をとりに京の茶漬蛸芝居の三席を熱演。

 

この三席の中で聴いたことがあるのは質屋蔵のみ、あとの二席は初です。囃子が入り、大きな振りが入り、なんともにぎやかな話しぶり、こういったところが上方落語の特徴であり、江戸落語にない面白みかもしれません。

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さすがに米朝のご子息、毎年聴くたびに精進の後がみられ次にお会いするのが楽しみなる落語会です。

「横浜大好き」のよいしょも健在です。

 

 

今日のきものは:九月に入ってもまだまだ猛暑健在、台風が近づいているせいか、湿気も半端ではありません。今季最後の薄物と決め、琉球上布での外出です。

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紗の帯にしようかと迷った挙句、前回締めた変わり絽の帯で、模様が初夏のように見えますが、青紅葉が一枚描いてあるので、よしとしました。庭のもみじもまだまだ青いですからね。

地色は白地に見えますが薄いグレー地です。



2019年8月17日 (土)

熱気ムンムン


2019-8-17台風が暑さも持って行ってくれるというのはどうやら甘い考えで、お天気は良くなりましたが、暑さだけが残った残暑ありありの夕、7月に続いての談春独演会に出かけてきました。昨夏あたりから夏の健康に頓に自信がなくなった私ですが、「えい、やっ!」と着物に着替え、にぎわい座に向かいました。なんだか出陣に似た悲壮感さえ感じられる酷暑の外出です。

今日は昼夜二回公演だったようで、五時過ぎについたころが昼の部の退け時。2階のロビーで待っていると、階段を下りてくるお客様の姿が見えるのですが、皆さん満足気ですっかり外の暑さも忘れた様子。

師匠によるとなんでも喉の調子が変で、痛くはないのだが、声をだしていると喉がもそもそするのとか、家でもそんな症状を訴える人がいましたから、やはり夏風邪の一種ではないでしょうか。そんな中、昼の部、夜の部合わせて5時間もしゃべりっぱなしの落語家という職業も大変なお仕事で、さぞ今夜はお疲れでしょうとお気の毒になります。

さて演目は

1.三軒長屋 2.藪入りのニ題 三軒長屋は中入り後にもつながる長講。この噺で上下に分かれるほどの長講は聴いたことがなく、びっくり、藪入りはその分短く、それでも噺の肝はきっちりと入った聴きごたえのあるものになっていました。さすがに実力者です。辛口の枕は今回も健在。

 

 

今日のきものは:ムンムンする暑い日だったので、なるべく見た目が涼しそうな物ををいうことで、今夏二度目の明石縮

2019-8-17_20190818122401 きもの:明石縮   帯:櫛織名古屋帯 櫛織は本来は単衣のものらしいのですが、ここまで薄く透けているなら真夏も大丈夫だと勝手に決めてこの着物の定番コーディネイトにしています(母のお下がり 帯屋捨松)

 

 

 

 

2019年8月15日 (木)

爽やかな落語健在!

2019-8-15会場中に力強い拍手が本日の落語同様心地よく鳴り響きました。本日の大ネタ、”御神酒徳利”のサゲが語られ、師匠が深々と頭を下げたその時のことです。

毎年8月15日終戦の日に行われる柳亭市馬師匠の残暑見舞い公演、台風10号の影響で不安定なお天気にもかかわらず、完売の会場はほとんど空席が見当たらない盛況でした。

演目は七段目御神酒徳利の二題、七段目は私の大好きな演目で、歌舞伎好きの道楽若旦那と小僧定吉の歌舞伎振りで笑わせる滑稽ものですが、この歌舞伎振りが市馬師匠は抜群のうまさ、何度も聴いた話ですが、今回も最後まで抱腹絶倒でした。前座ではちょっと居眠りした私ですが、師匠の噺では寝ている暇などありません。

そして本日の本命、御神酒徳利、これは以前神奈川の段まで市馬師匠で聴いたことがありますが、大坂まで行く通しは初めてです。とても長い噺なのですが、最後までぐいぐいと引っ張っていく力量はさすがで、冒頭の拍手につながるのです。

台風の影響で帰りはちょっと雨に遭いましたが、なんのなんのこんな楽しいひと時を送れるのなら雨にあうなどたいしたことではありません。夏バテの体に元気をくれた独演会でした。

 

今日のきものは:

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5年ぶりに箪笥から出てきた母譲りの宮古上布、黒に近い紺なので、かなり地味。さすがに五年の歳月はわたしとの相性をよくしてくれたようで、なかなか似合うよと孫が褒めてくれました。少々箪笥のにおいが染みついていたので、一週間ほど干す羽目になりました。

着物:宮古上布(母のおさがり)

帯:羅織の名古屋帯 真夏にぴったりの涼しい装いです。2019-8-15_20190817093501

 

 

 

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