芸術・芸能

2019年8月17日 (土)

熱気ムンムン


2019-8-17台風が暑さも持って行ってくれるというのはどうやら甘い考えで、お天気は良くなりましたが、暑さだけが残った残暑ありありの夕、7月に続いての談春独演会に出かけてきました。昨夏あたりから夏の健康に頓に自信がなくなった私ですが、「えい、やっ!」と着物に着替え、にぎわい座に向かいました。なんだか出陣に似た悲壮感さえ感じられる酷暑の外出です。

今日は昼夜二回公演だったようで、五時過ぎについたころが昼の部の退け時。2階のロビーで待っていると、階段を下りてくるお客様の姿が見えるのですが、皆さん満足気ですっかり外の暑さも忘れた様子。

師匠によるとなんでも喉の調子が変で、痛くはないのだが、声をだしていると喉がもそもそするのとか、家でもそんな症状を訴える人がいましたから、やはり夏風邪の一種ではないでしょうか。そんな中、昼の部、夜の部合わせて5時間もしゃべりっぱなしの落語家という職業も大変なお仕事で、さぞ今夜はお疲れでしょうとお気の毒になります。

さて演目は

1.三軒長屋 2.藪入りのニ題 三軒長屋は中入り後にもつながる長講。この噺で上下に分かれるほどの長講は聴いたことがなく、びっくり、藪入りはその分短く、それでも噺の肝はきっちりと入った聴きごたえのあるものになっていました。さすがに実力者です。辛口の枕は今回も健在。

 

 

今日のきものは:ムンムンする暑い日だったので、なるべく見た目が涼しそうな物ををいうことで、今夏二度目の明石縮

2019-8-17_20190818122401 きもの:明石縮   帯:櫛織名古屋帯 櫛織は本来は単衣のものらしいのですが、ここまで薄く透けているなら真夏も大丈夫だと勝手に決めてこの着物の定番コーディネイトにしています(母のお下がり 帯屋捨松)

 

 

 

 

2019年8月15日 (木)

爽やかな落語健在!

2019-8-15会場中に力強い拍手が本日の落語同様心地よく鳴り響きました。本日の大ネタ、”御神酒徳利”のサゲが語られ、師匠が深々と頭を下げたその時のことです。

毎年8月15日終戦の日に行われる柳亭市馬師匠の残暑見舞い公演、台風10号の影響で不安定なお天気にもかかわらず、完売の会場はほとんど空席が見当たらない盛況でした。

演目は七段目御神酒徳利の二題、七段目は私の大好きな演目で、歌舞伎好きの道楽若旦那と小僧定吉の歌舞伎振りで笑わせる滑稽ものですが、この歌舞伎振りが市馬師匠は抜群のうまさ、何度も聴いた話ですが、今回も最後まで抱腹絶倒でした。前座ではちょっと居眠りした私ですが、師匠の噺では寝ている暇などありません。

そして本日の本命、御神酒徳利、これは以前神奈川の段まで市馬師匠で聴いたことがありますが、大坂まで行く通しは初めてです。とても長い噺なのですが、最後までぐいぐいと引っ張っていく力量はさすがで、冒頭の拍手につながるのです。

台風の影響で帰りはちょっと雨に遭いましたが、なんのなんのこんな楽しいひと時を送れるのなら雨にあうなどたいしたことではありません。夏バテの体に元気をくれた独演会でした。

 

今日のきものは:

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5年ぶりに箪笥から出てきた母譲りの宮古上布、黒に近い紺なので、かなり地味。さすがに五年の歳月はわたしとの相性をよくしてくれたようで、なかなか似合うよと孫が褒めてくれました。少々箪笥のにおいが染みついていたので、一週間ほど干す羽目になりました。

着物:宮古上布(母のおさがり)

帯:羅織の名古屋帯 真夏にぴったりの涼しい装いです。2019-8-15_20190817093501

 

 

 

2019年7月29日 (月)

35年ぶりのコンサート

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長男から「小学校の恩師k先生から7月29日に35年ぶりのコンサ―トをやるから、とお誘いがあったけれどメンバーの三人ともうちに縁がある先生だから行く?」と誘われ娘と二人最寄りの駅近くにあるライブハウスまで出かけてきました。

長男の二年生の時の担任は今は故郷大分県日田市在住、あとのお二人は長女の一年生の担任、次男が二年生の時の担任です。三人ともとても研究熱心で子供好きな方々で学校でも人気のあった先生方でした。

当時新卒ピカピカだった方たちも今はもう六十代、校長職を務められたり、横浜市算数教育研究会の会長職を務められたり、体育で活躍されたりとそれぞれが立派に教職を務められた方たちばかりです。

私は今回が初めてですが、三人がS吉小学校在職中の若き頃には三度近くの会館でコンサートを開催されたことがあり、その最後のコンサートから数えて35年目の復活コンサートということです。

会場には当時の卒業生や父母が集まり30年以上前に戻った懐かしい時間を共有できました。

それにしても先生方すごいですね、40年近く前の生徒の名前と顔をしっかり覚えていらして、お声をかけたとたん、「アッ、Mちゃん!」とか、「おっ、I君のおかあさん!」とか、覚えていてくださるということはとてもうれしいことですね。

また元気なうちにこんな機会があるといいなと思っています。

 

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昨年H先生が出版された「和算とクイズ」という本を卒業生全員にプレゼントしていただきました。算数苦手な私ですが頑張って読んでみようと思っています。

ありがとうございました。

2019年7月13日 (土)

お元気そうでなによりー権太楼独演会

 2019-7-13  権太楼師匠に会うのはずいぶん久しぶりのような気がして調べてみましたら、昨年の12月以来でした、相変わらずお元気で安心しました。なにせ年を重ねるごとに周りで病む人が多くなり、半年もあわないと次にあったとき杖を持っていたということも少なくなく、変わらない姿を見ると安心するようになったのです。複数の病気をお持ちの師匠が元気でいてくださることは私には本当にはげみになっています。

さて、相変わらずの盛況の独演会、本日の演目は.

1.青菜  2.ねずみ穴 の2題。

「人間というものは本当に勝手なもので、暑ければ暑いと文句を言い、今年のように気温が低くて雨が多ければ、夏らしくない、と文句を垂れる、青菜はこんな涼しいときにやる演目ではないけれど」で始まった青菜でしたが、これが実に面白い、抱腹絶倒のおもしろさ。会場中が沸きに沸いて十分に空気が熱くなりました。

2.そして本日の本命〝ねずみ穴”は以前一度聴いたことがありますが、だいぶそのときより色付けされており、話に深みが出ていたような気がします。熱演中の熱演、終わった時の力のこもった拍手を聴いても皆が大満足したということがわかります。やはり権太楼師匠はすごいです。師匠、あとでお疲れがでませんように!

 

本日のきものは:曇り空の夏とは思えない日でしたが、きものは季節柄薄物ということになりますね。その代わりいつもの年は暑くて締められない絽の染帯が先週のめだか模様の染帯に引き続き7月に初めて締められました。したがって初コーディネイトです。

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きもの:明石縮 とても軽く涼しい着物です

帯:茶紫地の花火模様の染帯 隅田の花火だそうです

 

 

 

                        

                                                     

 

2019年7月 5日 (金)

抽選、2公演とも当たっちゃったので・・

どうせ当たらないだろうと気楽な気持ちで応募したら、当たっちゃいました、それも7月、8月の2公演とも・・立川談春の独演会です。

にぎわい座ではあまりの人気で発売時混雑するのを避けるため人気落語家である談春師匠の独演会はすべて抽選になりました。(プレイガイドでも売り出すようですが)

チケット売り場のお姉さまから「籤運いいんですねえ!あやかりたい」とうらやましがられました。席も二回とも一番前のあ列。

なんのコネもありません、正真正銘のくじ引きです。というわけで昨年夏以来の談春独演会にいってまいりました。(昨夏もあたったんですよ~)

今年は今月から12月まで毎月あるようですが、くじに当選しないといけませんから、9月以降の予定は立てられません。

 一番前だったので、師匠のお顔もよく見えます。テレビで拝見するのと変わりませんね、印象的だったのは着物が小千谷縮だったこと、

着物好きにはたまらない夏の麻のきものです。落語は着物が定番ですが、夏でも柔らか物の絽がほとんどで、こういったしゃれものはあまり見かけません。さすが露出の多い談春師匠、着るものもあか抜けています。

 夏を意識してか今回はおばけや怪談物で噺を統一。

 1.ろくろ首 2.お化け長屋 3.豊志賀の死 1.2、の滑稽もので笑わせ、中入り後はたっぷりと怖~い怨念漂う怪談物。九時半まで延長の熱演でした。江戸落語というより現代感覚あふれる話しぶり、立川流ですね。8月はどんな噺を聴けるのか楽しみです。

 

今日のきものは:会場を見渡したところ、着物姿はいないようで・・今年は特ににぎわい座でも着物をみかけることが少ないようです。

 

2019-7-5

昨年は一度も着なかった母譲りの琉球絣、年を重ねたらよく似合うようになりました。

比較的温度が低かったので、いつもの年ならば6月しか締めない変わり絽の染帯で。

初めてのコーディネイトです。

着物:琉球絣 帯:めだか模様の絽の染帯 帯締め:蘭菊(平田組紐)

2019年6月22日 (土)

第37回 すずよ会

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今年も年に一度の松﨑伶子先生門下生による発表会、すずよ会が府中のバルトホールで開かれました。会場をとるのはとても大変なようで、毎年苦労なさっているようです。昨年の千葉から今回は府中へとあちこち移動するのはそのためです。

孫のAちゃんが今回弾かせていただいたのは三曲、

1.シンホニア 第6番 BWV.792 Edur                    J.S. バッハ

2.ワルツ   Op.69-2               ショパン

3.前奏曲集  第1巻  「亜麻色の髪の乙女」    ドビュッシー

終演後先生に感想をお聞きしたら、「今日は音楽的に弾けたわね。あなたは普段はぼーっとしているみたいだけど、いざとなると覚醒するからすごい」といわれたとか・・

おやおや、普段から覚醒していてくださいね。とにかく楽しく、また先輩方の美しい音楽を一日堪能できてよい勉強になったことだと思います。

来年は6月28日、立川だそうです。

 

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開演前にロビーで。松﨑先生は定年後平成音楽大学のピアノ科主任教授をなさっているので、大学の学長さんからお祝いの花が届いていました。美しい花の前で孫のAちゃんと。

今日は着物という気分にならなくて洋装で。

 

2019年6月15日 (土)

文菊さん

2019-6-12   江戸の粋さをもった文菊師匠の落語に惚れてここのところにぎわい座来館の度に聴きに行っています。

 6月に入りすっかり梅雨模様、お出かけを躊躇するような日が続いていますが、今日(12日)は頑張って着物で出かけてきました。雨が降らぬうちにと早めに家を出、じゃあじゃあぶりかと思った終演後もなんとか雨に合わずに行ってこられました。落語の神様が守ってくださったのかもしれませんね。

ロビーで椅子に腰かけて開演を待っているとき、「寄席にいらしたんですか」とプロのカメラマンに声を掛けられました。感じの良い男性と助手らしき女性、なんでも文菊師匠の写真を撮っているとかで、今度表参道で展覧会を開くので、ぜひどうぞとのこと。おしゃべりな私はついつい師匠の魅力を熱っぽく語ってしまいました。

そういえばいつも以上に師匠のきものが決まっていました。頭の剃り具合もあおあお・・・ちょっとは写真の写り具合を意識しての装いだったのかな・・

演目は「質屋蔵」と「淀五郎」、好きな演目ばかりだったので、本日も楽しく拝聴させていただきました。秋の独演会も楽しみです。

 

今日のきものは:

 

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今季初の単衣のきもの、雨が降るといけないので御召は避けて夏紬で、粋な落語に合わせて帯は私にしては粋な博多織で。

きもの:夏紬 おそらく塩沢、母のお下がりです

帯:手織り博多帯(井上久人作)

 

15日にも雨にもかかわらず横浜まで野暮用でお出かけ、この着物に帯だけ変えて。 紙布のおびです。やはり母のお下がり。

2019年5月 9日 (木)

五街道雲助一門会

2019-5-9-2_3  久しぶりに雲助一門会に行ってきました。以前はどちらかというと苦手意識が強かった雲助、何度か聴くうちになかなかいいんじゃない、と思うようになり、いつか試しに行ってみた一門会がとても面白く名手ぞろいだったことから今回も数多くの公演会からチョイス。あ、そうそういつものにぎわい座での公演です。

 

出演者は順番に

1.強情灸   蜃気楼龍玉

2.お見立て  五街道雲助

中入り後

3.化け物使い 桃月庵白酒     4.火焔太鼓   隅田川馬石(とり)

 

                

どれも面白かったですが、とりの馬石師匠の火焔太鼓は熱演でしたね、もちろん雲助師匠のお見立ても語り口がこの噺にぴったりで、ひきこまれました。この一門、すごい実力者ばかりのようです。いろいろある一門会の中でも秀逸、と思います!

 

今日のきものは:いつまでたっても地味で敬遠しがちな母譲りの泥藍大島。が、大島はこの時期にはぴったりの素材で気持ちよく着られました。

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 着物:泥藍大島 母譲りの60年物(有栖川紋)2_1

 帯:牡丹柄の染帯

 

 

 

      

2019年4月11日 (木)

さん喬独演会 at にぎわい座

D6697bf3d1c9071ec4211b2306102394_1自分が納得のいくまできっちりと噺す、というのがさん喬師匠のやり方、というわけでいつの間にか師匠の独演会の時は遅くなるのを覚悟で行くようになりました。おそらく聴きに来ている方々はみなその覚悟で来ているのだと思います。今までの経験では10時半過ぎても席を立つ人はいない、最後までじっくりと聴いて帰る、そういう独演会です。

演目は 1.お菊の皿 2.応挙の幽霊 3.牡丹燈記

師匠曰く、「夏以外の季節でも幽霊が出ないわけではないからいいでしょう」と。

この中では「牡丹燈記」が師匠の十八番。「牡丹灯籠」の名で有名な階段ものの原典版。中国のお話です。

以前一度聴いたことがあるのですが、より進化して怪しく美しく演じられていました。真夏に聴くとより迫力が増しすごみが感じられるかもしれません。

本日は9時半終了、師匠にしてはお早い店じまいでした。

 

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今日のきものは:なんと60年物の母から譲られた十日町紬(?)クエスチョンマークがつくのは確定診断ではないからです。

その道の専門の方々に伺ったのですが、ただしっかりした織の良い着物ということが分かっただけでした。おそらく十日町ではないか、というだけです。母からは白山紬と聞いていたのですが、今は白山は白地だけですので、どなたも否定、しかし60年前ならこんな紬もおられていたのではないかと私は思っています。張りのある、しわのよりにくい、お手入れが楽な着物です。

帯:おそらく初めてのコーディネイトです。陶絵模様の掬いの帯(まこと織物)

帯締めは綾竹組で。

 

2019年4月 7日 (日)

ピアノコンサートへ

2Photo_7 娘のお誘いで新進ピアニストのコンサートへ行ってきました。

会社の同僚の姪御さんで、海外でピアノの研鑚を積まれた女性ピアニスト酒井有彩さん、

今回CDデビューをされたので記念のコンサートということです。

銀座三越の裏手にある王子ホール、会場はほぼ満席です。

ドイツとフランスで勉強されたということで、演目は一部がドイツ、二部がフランスの作曲家の作品でした。

とても力強い演奏で、ときおり会場からブラボーと声がかかっていました。

 

音楽にはまったく素人の私ですので、技術的なことはわかりませんが、高度なテクニックを持った方だな、どちらかというとドイツ作品のほうがこの方にはあっているのではというのが率直な感想です。

久しぶりに音楽のシャワーを浴びて心地よい午後のひと時を持つことができました。

 

今日のきものは:最近は音楽会にしろ、歌舞伎にしろ普段着姿で楽しむ方が多いのですが、私は演奏者や出演者に敬意を表して昔ながらに身なりを整えていくことにしています。したがって今日も着物。

 

4屋内で撮ったので、照明の加減で色が少し変化していますが、薄紫の北斎の型紙を使った小紋です。

帯は唐花模様の染帯(東京手描き友禅作家 小倉隆さんの作品)

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