« やっと一段落したので | トップページ | 恒例 矢代仁展へ »

2019年10月22日 (火)

映画 蜜蜂と遠雷

Mitsubatitoenrai_20191028150801

大規模な映画館ではありませんでしたが、ほぼ満員、観客はまことにお行儀がよく、がさごそと音を立てる人はいません。皆映画というより音楽を聴きに来ているという感じです。小説の「蜜蜂と遠雷」が素晴らしく、本のなかから音が響いてくるような、私のような音楽の素人にもこの音を生で聴いてみたいと思わせる作品でしたので、映画化されると聞いた時から公開を楽しみにしていました。

当日はピアノはもう一歩だけれど耳だけは抜群の孫と二人で出かけました。4人を演じた役者の大変さはさることながら、それぞれの個性に合わせて弾かなくてはならない、4人のピアニストはさぞたいへんだったことでしょう。正直、マサルや亜夜の演奏はおそらくですが、ピアニストの方々の個性そのものを出してめいっぱい弾いても良かったと思いますが、難しいのは明石と塵の演奏ではなかったでしょうか。

塵は人によってとても評価が分かれる演奏ということで、天才的な輝きが求められると思いますが、素人の私にはとても優等生的な演奏に聞こえ、意外感がありませんでした。誤解をされると困るのですがこれは決してピアニストが下手だということではありません。

そして、生活者としての音楽を目指す明石の演奏はやはり受賞したという「春と修羅」の演奏を前面に出して聴かせてほしかった。”生活者としての音楽”に一番惹かれた孫が「明石を主人公にしたスピン オフ映画を作ってくれたらいいのにね。というのには私も同感です。

映画としては ★★★★☆ 80点というところでしょうか。

« やっと一段落したので | トップページ | 恒例 矢代仁展へ »

芸術・芸能」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« やっと一段落したので | トップページ | 恒例 矢代仁展へ »