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2017年4月

2017年4月25日 (火)

オペラ座の怪人

Photo娘と孫に誘われて3月末から横浜公演が行われている劇団四季の「オペラ座の怪人」を観てきました。
四季の公演を観るのはなんと学生時代以来ですから、何十年振りになりますか・・

会場で本日の出演者を見ても知らない俳優さんばかり、テレビなどでの露出の多い俳優さんは皆無、舞台俳優さんの分野では著名な方もいらっしゃるのでしょうが、正直メジャー感のあるかたはいらっしゃいません。それでもチケットはなかなか良い席がゲットできないほど人気があるのですから、人気に頼らない実力のある俳優さんがそろっているということでしょう。

オペラ座の怪人というと実母と義母が同世代なのですが、「若いころ見たオペラ座の怪人という映画よかったわね」と話が盛り上がっていたのを思い出します。

ファントムという怪人が主人公なので、奇想天外なところもありますが、舞台は迫力があり、エンターテイメントとしての仕上がりは素晴らしく四季の俳優さんたちの実力には感心しました。音楽性も基礎をしっかりと勉強した俳優さんばかりなので完成度もかなりのものです。ピアノをやっていて音には敏感な孫のAちゃん、「ちょっと意地悪な歌手の役の女の人、2オクターブプラスド・レ・ミまで声が出ていたよ」とびっくりしていました。機会があったらもう一度観てみたいそうです。

今日の着物は:

Photo_2今回初めて着用の小倉貞右さんの祭り模様の付下げ、日本の祭りをテーマに作られた作品。三社祭のひとつ山王日枝神社のお祭りを描いたものらしいです。地色は茶系をベースにピンクを合せた大人の色です。

この日は見渡したところ、1000人以上の観客で、着物は私一人(?)のよう、ちょっと淋しい気がしましたが、これからもめげずに着物で参加します。

着物:小倉貞右(東京手描き友禅作家)

帯:白地しゃれ袋(帯の岩田)

翌、26日も着物で横浜へ、さすがに連日の外出は疲れます。家事がなければ楽でしょうが、まだまだ当分は現役続行のようです。

Photo_3ぐっとカジュアルに牛首紬にこでまりの染帯で。やはり紬系は楽にきられますね。牛首紬の先染めはものすごく品薄になっていて、このように多色使いの縞模様は皆無だそうです。だんだん手仕事は貴重品になっていきますね。

2017年4月 8日 (土)

恋ふたつ - 柳家さん喬独演会

2017_4いい年なのに(いい年過ぎるほどいい年ですが)恋の話が大好きな私、特に忍ぶ恋は身につまされる。なのでさん喬師匠の恋話は必ず聴きにいきます。本当はしばらくぶりにその中でも大好きな「たちきり」を目を真っ赤にしながら聴きたいのですが、今回の~恋ふたつ~は「お節徳三郎」と「お若伊之助」二題。がこの二つの演目では「お若伊之助」はちょっと苦手な恋話、だって相手が狸だったなんてそれも深い間柄になった相手が狸が恋人に化けていたなんて落ちは正直生理的に受け付けません。

がそこは恋話がお得意のさん喬師匠、嫌みなく綺麗にまとめてくださいました。いつかまだ聴いたことのない「宮戸川」の通しなどをさん喬師匠で聴いてみたいなと思います。

今日の着物は:

Photo_34月に入ると桜の帯はいつもは締めませんが今年はなんだか桜に心ひかれ、名残の桜として山桜の帯を再び締めてみました。これで今年の桜の帯は締め納めです。

着物:塩沢紬

帯:夜桜の染帯

2017年4月 4日 (火)

お土産を持って

京都旅行のお土産を持って高島屋を訪問、この20年大変お世話になった呉服部の社員さんが今秋二度目の定年を迎えられるので、お世話になった気持ちを込めてお土産を持参しました。着物仲間の友人にも少し買ってきたので、渡すついでに久しぶりにお昼にお寿司を二人で頂きました。

お土産は老松の和菓子、残念ながら賞味期限が短くてあの陽明文庫でいただいた生菓子はお土産にはできませんでしたが、かわきものでも十分においしいことは前回の旅行で証明済み、大変喜んでいただいて本当によかったです。

今日の着物は:

Photo暖かかったので紬はやめてお召で、

黒っぽい地色なので春に着るときは帯を春らしい薄水色地の

染帯にします。模様は唐花

着物と帯 矢代仁

2017年4月 2日 (日)

上品会京都旅行 2017年 4月1日~2日 その4

おいしいフランス料理を頂いてパンパンになったお腹をなでながら、再びジャンボタクシーにのり、今回の旅行最後の見学に出発。慈受院という比丘尼御所(つまり尼寺)です。ここは足利四代将軍義持の正室日野栄子が天皇家の菩提を弔うため建立したと伝えられています。こちらもやはり非公開なので特別拝観となります。

庵主の梶好寿門跡のお話とお寺に伝わるお雛様を拝見させていただきました。中は写真を撮らせていただけないのですが、お庭を撮るのは許していただきましたので、記念写真を何枚か撮りました。

Photo_4Photo_5














お庭はこじんまりとした良く手入れされた素敵なお庭でした。蹲(つくばい)にそっと浮かべた椿の花(侘び助でしょうか)の赤い色がとても印象的で庵主さまの優しいお心が見えるようでした。

このお寺を最後に京都駅へ、16時35分発ののぞみで一路横浜へ、さすがに皆さん帰りの新幹線の中では爆睡といった方が多かったようです。楽しい楽しい旅行でした。お世話になった皆さん本当にありがとうございました。Aちゃんも思いがけない体験を多くして充実した春休みなったようです。

上品会京都旅行 2017年 4月1日~2日 その3

広々としたお部屋でゆっくり一夜を過ごした翌朝はおいしい朝がゆ定食を頂き、9時40分頃にホテルを後にして2日目の目玉、陽明文庫へ出発。文庫へ行く道は細く、バスでは入れないので、ジャンボタクシーに乗って向かいました。今日一日はジャンボタクシーでの移動です。

陽明文庫とは藤原氏五摂家のひとつ近衛家の御蔵を継承した機関で道長の御堂関白記から幕末に至るまでの公家資料の大宝庫ということで、平常は未公開なのですが特別拝観させて頂きました。蔵は高床式になっており入蔵にはマスクを着用、もちろん冷暖房はありません。

Photo_2文庫長の名和修さんに案内を頂きゆっくりと拝観、千年以上前の道長の御堂関白記が本当に良い状態で保存されているのには驚きました。最新の注意を払って管理をなされてる、その日ごろの努力には頭が下がるおもいでした。一時間ほど拝観したあとは和風の母屋の広間で暖かいお抹茶とお菓子を頂きました。(このお菓子のおいしかったこと!全員から感嘆の声が上がっていました。上七軒の老松のお菓子だそうです)

小学生のAちゃんには少々難しいかな、と思ったのですが、かなり印象に残ったようで、よい知的財産になったかと思います。

ほどよくお腹がすいたころに陽明文庫を出発、今回の旅行最後のお食事を京都ホテルオークラ17階にあるフレンチレストラン ピトレスクへ。正直言ってごちそうの食べ過ぎでフレンチはちょっと重たいな、と思っていたのですが、フルコースで出た割にはさっぱりとした日本人向きフレンチでおいしく頂けました。さすがにデザートの三品は完食ならずでしたが、御飲み物もおいしく皆さん大満足のようでした。そして17階から見渡す京の町も最高でした。

今日のきものは:

Photo_3一日目に比べて屋外が多いので暖かさでは勝る塩沢紬を着用、

この着物は三年ほど単衣で着たのですが、暖か過ぎでいまどきの単衣としては出番が余りなく、今年袷に仕立て直したものです。ちょっと小寒い日もある春先にはぴったりの紬です。昨日と帯は同じですが、帯締めを優しい感じの経巻に替えました。

着物:塩沢紬(林宗平工房) 帯:掬い名古屋帯(まこと織物)

帯締め:綾竹経巻(平田組紐)

2017年4月 1日 (土)

上品会京都旅行 2017年4月1日~2日 その2

大雲院での展示会を見た後はぶらぶら歩きながらバスの待っている知恩院のバス停車場へ、途中観光客の多さにびっくりしながら歩きましたが、レンタルの着物を着た若者たちの多いことにはおどろきました、外人さんなどは浴衣様の着物らしきものを着てリュックを背をっています。まだまだ寒さの残るこの時期にぺらぺらのポリの着物や浴衣様の着物を着せて商売をするというのはちょっと古い私には理解できないことのように思えました。賛否両論あるでしょうが、きものという衣類の形だけを取った布を着せてお金を儲けるという感覚はどうも納得いきませんでした。京都の繊維業界の人たちはどう思っているのでしょうか。

ブライトンホテルで30分ほど休んだ後、再びバスで夕食の会場である”本家 たん熊”に向かいました。

2017_4_1_003_2ご主人の説明によると本家 たん熊は京都の高島屋にあるお店と本店の二軒だけ、他のたん熊と名乗るお店はご主人の従兄さんの経営だとか、お店は広げるな、というのが先代から厳しく伝えられたことだそうで、また食材そのものを生かした料理をすることが大切だと教えられたことを厳しく守っているのだとか。

生まれて初めてのすっぽん鍋も頂くことができてほんに口福の極みでした。小学生のAちゃんですらこちらの料理が今回の旅行で一番おいしかった、と感想を述べていました。

Aちゃんが大喜びしたもう一つのことは舞妓さん、芸妓さんの踊りや粋な遊びを体験できたことだったようです。特に17歳の舞妓さんとは楽しそうにお話をしていました。そうそう、たん熊の御主人、とても気さくな方で「私、テレビの綾鷹のCMに二年ほど出ていますよ」とおっしゃっていましたが、そういえばお顔を良く見るとテレビで見知ったお顔でした。

ホテルに戻ったのは21時過ぎ、Aちゃん、楽しくて仕方がないので寝るのがもったいないとおそくまで頑張っておきていました。

今日のきものは:

Photo_2春らしい装いで旅行にも向く紬をということで初日は白大島にしました。初お目見えの掬いの帯にもぴったりでAちゃんにも好評でした。

きもの:白大島(恵織物)

帯:花札連作の一つ、牡丹に蝶の掬いの帯(帯の岩田 まこと織物)

帯締め:鎧組み

上品会京都旅行 2017年4月1日~2日 その1

過去二回参加して、できればもう一度と思っていた高島屋の主宰する上品会京都旅行に参加してきました。

今回は孫のAちゃんを連れての参加です。子供にはちょっと贅沢(大人でも・・)な旅行かな、と思ったのですが、何事も経験、できるときにできるものを体験しておくことが将来の肥やしになると言うのが私の考えなので、春休みを利用しての参加となりました。四月には6年生になるAちゃん、もう「そんなことあったかしら・・」と記憶から消えてしまう年齢ではなくなったので、祖母の私がいなくなった後でも「そんなこともあったよね、楽しかったよね」と思いだしてくれるだけでも祖母からの形のない遺産になると思ったからです。

さて、初日は生憎の雨となりましたがそれは横浜を出発するまで、朝、9時9分発ののぞみに乗って一路京都へ。11時過ぎに京都駅に到着するとバスに乗り換え、昼食会場のイタリアン イルギオットーネへ。(こちらではAちゃんの苦手な豆類や蛸、烏賊類が多くかなり苦戦していました)

今年のメンバーは5組10名、ご夫婦二組、ご夫婦とお嬢さん、一人参加の御婦人、と私たち祖母孫の二人組です。こじんまりとした団体旅行で和気あいあい、食事をするたびに親しさが増し、Aちゃんも「みんな優しくてうれしかった」そうです。

食事の後はぶらぶら歩いて大雲院へ、金閣、銀閣があるならばと銅閣と呼ばせたかったようですが、大雲院のほうが通りが良いようで、ここには織田信長、石川五右衛門の墓がありました。搭の一番上に登ると京の町が一望できるということで着物姿のうえ、高所恐怖症の私も頑張って階段をのぼりました。

Photo信長公のお墓の前で記念にぱちり・・

この大雲院ではこれこそが高島屋さんにとっては一番のイベント、上品会入選呉服の展示会、子供のAちゃんですら感嘆するような美しい着物や帯の勢揃い、目をきらきらさせていました。そして桜の絵で有名な日本画家中島千波氏のトーク。会場は大盛況でこの日ばかりは呉服業界の斜陽を感じさせないにぎわいぶりでした。

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