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2016年11月

2016年11月27日 (日)

きもの de 忘年会

2016_11_27_004年恒例の着物仲間三人の きもの de 忘年会をちょっと早いのですがしました。もちろん当日は着物着用が決まり。ここのところ雨女になりきっている私が参加したためか、今日もやっぱり雨模様。みな縮緬系、お召系は避けて紬で出席です。

偶然ですが、以前稲葉賀恵さんデザインの結城紬を三人そろって購入したことがあるのですが、今日は三人ともその結城紬を着ての参加。会場は高島屋8階の中村孝明のお店です。10月の23日の矢代仁展のときに御馳走していただいたのがこのお店でした。気楽な雰囲気の上お値段も手ごろ、お味も上々というところで今年はこちらに決めました。

ワンドリンクついて税込5400円は予算にぴったり。速すぎず遅すぎずタイミングよくお料理も出てきて、食事が終わりデザートとお茶を頂くまでにだいたい2時間。女性の忘年会としては丁度良い時間と言えます。

来年も元気に三人そろって着物で忘年会ができるよう、頑張りたいと思っています。

Photoきょうのきものは:結城紬に赤系の地色のしゃれ袋、この帯はとてもお値打ちなお値段で手に入れたものですが、垂れ先の模様がこれでは安定感のない後ろ姿になっていますので、少し手直しに出すつもりです。お太鼓の柄もバランス感覚が大事だと気付かされる模様づけです。

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着物:結城紬(稲葉賀恵)

帯:日月紋しゃれ袋帯 (千切屋)

2016年11月19日 (土)

第164回 朝日名人会

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近頃また雨女に戻ったらしく、お出かけと言うと雨、雨・・

おまけに今回のチケットはついていないらしく隣の席に座るはずの友人は一人目はキャンセル、絶対行くと言っていた二人目も体調不良で欠席。私の周りに不穏な気が漂っているのでしょうか。

といっても会場は満員御礼のチケット完売状況。おおとりの文珍師匠の人気もあるのかもしれません。

近頃は関西落語にも興味を持ち、米團冶師匠の独演会にも出かけますが、文珍師匠もこれまた関西人らしい軽味としゃれが楽しくて年に一度は聴きたい落語家です。

演目にあるように二つ目の柳家ろべえが意外におもしろかったですね。来年三月の下期に晴れて真打ち昇進だそうですが、なるほどとうなずけます。真打ちになって精進を重ね、またこの名人会に真打ちとして出演できるようになるといいですね。

さん喬師匠の「三年目」は怪談話。近頃師匠は怪談に凝っていらっしゃるようですが、いつもなかなか聴き応えがあります。そして久しぶりの一之輔師匠、独特の軽味がいかにも現代的で魅力があります。今回の「ふだんの袴」は前に一度聴きましたが、かなり進歩しているような気がしました。

正蔵師匠は枕はなかなかいいのですが、お噺の方はう~ん。でした~

今日の着物は:雨が降ることが分かっていたので、予定していたお召を止めて紅花紬で。

Photo_2Photo_4秋祭りを描いた祭りの帯は今月が限界なので是非締めたくて初めて紅花紬に合わせてみました。なかなか相性はいいようです。

着物:紅花紬(新田秀次)

帯:東京手描き友禅 大江戸の祭り(小倉貞右)

帯締め:綾竹組(平田組紐)

 

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2016年11月14日 (月)

中村芝翫襲名披露公演 11月の部

Photo名古屋と大阪の友人たちが以前から是非観たい、観たいといっていた中村芝翫襲名披露公演を三人で観てまいりました。

当日は新幹線で二人が上京、終演が9時20分ころになるという長丁場なので、銀座にホテルをとって帰りを気にしないで歌舞伎を堪能できるように半年前から用意万端整えての観劇です。

席も頑張った甲斐あっていわゆるとちり席と言われる最上の席の7列目。二人とも遠くから出てきた甲斐があったと大喜びでした。

午後の部なので演目は

1.元禄忠臣蔵

2.口上

3.盛綱陣屋

4.芝翫奴   

の四演目。1.では仁左衛門が好演。力の入ったお芝居で友人たちも久しぶりに仁左衛門の本領を見ることができたと大喜び。2.では歌舞伎界の重鎮に交じって初々しい三人の若者が口上を述べ、彼らの輝かしい未来を予測できるような良い口上でした。従兄に当たる中村福助の長男、児太郎の「父も大変喜んでおり、ますますリハビリに励みこの歌舞伎座の舞台に立てるよう頑張っております」という言葉が胸に迫りました。福助ファンである私にはうれしい報告でした。

新芝翫の本領はやはり先代とは違って時代物でしょう。盛綱陣屋の盛綱は先日テレビで観た10月公演の熊谷陣屋より良かったような気がします。友人も言っていたのですが、芝翫の大きくみえたこと!大きく感じると言うことはやはりそれだけうまいということでしょう。長丁場でしたが、十分に歌舞伎が堪能できた公演でした。

今日の着物は:

Photo_5まだ一度も手を通していない小倉貞右さんの桐花紋の付下。すっきりとした配色で絢爛豪華ではありませんが、纏うとぱっと映える素敵な着物になっていました。地色はこっくりした紫。私の注文が難しいのでかなり苦労なさったそうです。

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2016年11月10日 (木)

木村孝さんのこと

8日の朝、朝日新聞の訃報欄をなにげなくみていたら、どこかで見た名前がありました。

木村孝・・えっ、孝さんじゃありませんか。びっくりしました。ほんの半年前、4月29日に増上寺で行われた上品会の会場でお元気にきもののお見立てをしていらっしゃったお姿が目に浮かびました。そのときは大勢の取り巻きの方がいらしてお声をかけるのがためらわれましたので、そっと遠くからお姿を拝見するにとどまりましたが、こんなことならお声をかけておけばよかったと後悔の念が湧きました。

孝さんに初めてお会いしたのは確か2009年のお正月、横浜高島屋でおこなわれたトークショーでのことでした。高島屋の呉服マネージャーから電話を頂いて「せっかくいらしていただいたのに誰も質問しないと失礼なのでHさん、何か質問していただけますか」と頼まれました。着物のお勉強にもなることだしと快くお引き受けしました。まあ有体にいえば一種の桜の役目ですね。

このとき何を質問したのかは忘れましたが、お話を聴いているうちに次々と質問したいことが湧いてきて役目を忘れて心から楽しませていただきました。

会が終了後つと私に近寄り、「素敵なお着物ね、帯の色ととてもよくマッチしています」とおほめを頂き「実は両方とも母のおさがりなのですよ」とお答えしましたら、「お母様はおしゃれな方だったのね」と母にもおほめの言葉をいただきました。

東京で出版記念のトークをなさった時も孝さんにお会いしたくて会場に伺ったのですが、「横浜のかたですよね」としっかり覚えていて下さって感激した覚えがあります。

人間には寿命があります。満96歳という年齢は一般的には大往生と言える年齢でしょう。それでもまだまだ活躍していただきたかった。沢山着物や帯のことを教えていただきたかったという思いに駆られます。生涯現役という言葉が真にぴったりの素敵なお方でした。

                                                   合掌

2016年11月 7日 (月)

柳家さん喬独演会

2016_11_7油断していたら急に温度が下がって晩秋の気配濃厚な日になりました。夜7時開演のさん喬独演会、長講を誇る(?)師匠のこと、帰りが遅くなるのは必至なので、暑がりの私にしては珍しく紬に縮緬のショールを持ってでかけました。

上には上がいるものでロビーで出合った友人は紬の着物ににコートにカシミヤのショールを携えていました。が、館内は熱気で十分に暖かく、快適に落語を堪能することができました。

演目は「牡丹燈記」に「八五郎出世(妾馬)」の二席。牡丹燈記は一昨年江戸落語を食べる会で聴いた牡丹灯籠の原本、中国のお話。圓朝が作った日本の牡丹灯籠の方は因縁が絡む複雑なお話ですが、今回の原本は純粋に怪談噺になっていました。

そして「八五郎出世」、他の演者でも何回も聴いたことがある噺ですが、さん喬の話ぶりはまた格別。ぞっとする怖いお話の後でけらけら笑って口直しをして良い気分で帰路につけました。師匠にしては早いといっても定刻30分超過の相変わらずの長講会となりました。

今日の着物は:

Photo暑すぎず寒すぎずこの時期丁度良い染紬の着物。秋も深まってきたので帯はこっくりした地色の椿柄の縮緬染帯にしました。両方とも母から譲られた懐かしい着物と帯です。

帯締めは渋く綾竹平家経巻です。

2016年11月 3日 (木)

憂いの秋

訳あってここのところずっと気分が落ち込んでいます。原因ははっきりしているのですが、自分の力だけではどうにもならないこと。流れに任せるより仕方がないとわりきってはみたものの、人の心はそうは簡単には操縦できない、ならば当分はなるべく外に出て気分を紛らわすよりほかはないと思い今日は着物仲間の一人を誘って高島屋の呉服売り場へ行ってきました。丁度輪奈ビロードのコート地の展示会をやっていましたので、覗いてきました。近江、長浜特産の輪奈ビロード、今では今回展示されているタケツネという製造元だけが残っているとのことで組合をつくろうにも同業者がなく、長浜ちりめんの組合に入れてもらっているありさまだとか・・すぐにではありませんが、いづれ近いうちにいま持っているよりも地味目のコートを欲しいと思っていましたので、実物を見てのお勉強。現在手持ちのコートよりも確実に品物が良く、暖かい。自分に似合う色も見定めておきました。このコートを手に入れることができれば死ぬまで冬のコートのことは気にしないでいられる、それほど良いお品でした。

きょうの着物は:

Photoまだ本格的には寒さが来ない帯付きの季節にぴったりのお召。久しぶりに着てみるとやはり動きやすくほどほどに暖かく着物通にはお召のファンが多いのがうなずけます。濃い栗皮色に絣模様のカジュアルなお召です。

きもの:絣お召(矢代仁) 帯:晒柿地に紅型模様の染帯(丸山叡子作)

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