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2016年10月

2016年10月23日 (日)

矢代仁展

2016_10_23_004毎年この時期恒例の京都矢代仁展、例年は鎌倉など他の地へ出ての展示会になるのですが、今年は横浜高島屋内でのこじんまりとした催しになりました。

大々的に展示会を開くほど以前のように顧客が多くないのかもしれません。メーカーさんのほうも余分な物は整理して無駄を省く方向に向かっているのかもしれません。これはとりもなおさず和装業界の衰退を意味するもので、こよなく着物や帯を愛する者としてはさびしい限りです。孫からも和服を着てお洒落をしていると「昭和の女性」といわれるほどですから、着物姿の女性そのものがレトロの代表のようになってきているのだと思います。

が、それはそれ、新しくデザインされた小紋やお召(矢代仁さんはお召が得意なメーカーさんです)を拝見するととても魅力的なものばかり、もう今年は予算を使い果たしておりますので、手を出すことができませんでしたが、しゃれもの好きな私には拝見するだけで憂さを忘れる楽しい時間になりました。同時開催の「帯の岩田」の様々な帯も帯好きなわたしにとってはおしゃれ心をくすぐる素敵な出会いばかりでした。

今日の着物は:矢代仁さんの展示会と言うので着物は矢代仁、帯は岩田でもとめたものを着て行きました。

Photo_2Photo_4きもの:新小石丸梅ねず色の無地(矢代仁)

帯:本綴れ帯 ベルリンの花(帯の岩田 石川つづれ)

帯締め:笹波組(平田武士)

2016年10月21日 (金)

クラス会と幼なじみ

昨年は東京での高校の学年会に重なり欠席した地元名古屋での高校のクラス会、今年は「是非に」と言われ出席してきました。この年になって「会いたいから絶対にきて」と言われるほどうれしいことはありません。「会いたい」と言われる内が花、誰も私のことなど思い出してくれることもなく、また思い出してくれるような人がいなくなってからでは人生淋しい、年のせいかちかごろ切にそう思うようになり、たとえそれがちょっとお世辞がらみの言葉であったとしても、少なくとも無視されてはいないということ。それが人間にとってはとても生きて行く上で励みになることではないでしょうか。

場所は大須にあるローズコートホテル内の「比翼」という日本料理店。11時半の開店からランチの終わる2時半までゆっくりと旧交をあたためることができました。一昨年クラス会に出た時トンボ帰りに帰ったらものすごく疲れ、年を感じましたのでこの日はゆっくりホテルに一泊することにしました。

そしてそしてせっかく泊まるのだからともう一人会うことにしました。「Tちゃんに会いたい、会いたい」との一心でいろいろつてを頼って私の居場所を突き止めてくれた幼なじみのKちゃん、実家の近くでテーラーを営んでいたお宅の通称、洋服屋のKちゃんです。小学校に上がる前から毎日のように外をかけずり回って一緒に遊んだKちゃん、運動神経抜群の上仕立てやさんの娘さんらしく手がとても器用、そしてなにより性格がとてもいい、邪心のないいい子でした。Kちゃんが私を探し当ててくれてから15年振りの御対面です。午後5時半から9時まで話は尽きることなく楽しい時間を共有することができました。会う機会をもてて本当によかったです。

19日の着物は:

Photo着物:紅花紬(新田秀次) 帯:唐花模様の染帯(東京友禅 小倉隆)

予報が直前になって変わりかなり温度が高くなってしまいましたので、この着物ではちょっと暑かったですね。ただ旅行には紬は着崩れしないので安心して電車にも乗られます。

ちょっと遅れて会場に入ったら皆さんが「ワーッ」と歓声を上げてくださいました。きものは得ですね。

10年ほど前に作った着物ですが、今回洗い張り仕立て直しをしたらとても着易くなりました。お手入れをすれば着物は本当に長く着られます。

そして翌20日は:私が名古屋で一泊することを知った大阪と土岐市在住の高校仲良し三人組の二人がなんとわざわざ名古屋まで出てきてくれました。このところ精神的にかなり参っている私を元気づけるためでもあったらしいのです。いつものように名古屋駅の大時計の下で待ち合わせ近くのホテルのラウンジで10時半から1時過ぎまでおしゃべり、お昼は名古屋名物のみそ煮込みうどんを食べ、ここでもおしゃべり、夕方4時27分発の新幹線に乗るまで楽しく過ごすことができました。事実落ち込んでいた私もこの二日間で少し元気を取り戻せたようです。皆さん本当にありがとう!

Photo20日の着物は:やはり二日間は同じ着物は着たくないので用意してきた琉球絣で。帯はワイン地の掬い名古屋帯。

琉球絣(大城哲作) 帯:掬い名古屋帯(帯の岩田 まこと織物)

2016年10月16日 (日)

天下たい平

48357ccfb4b56393c5b52dca2bee4ed610月9日、久しぶりにたい平落語を聴きに行きました。

例のマラソン完走のせいか彼の名声は遠くは北海道にまで届いているようで、当日は北海道や関西からのファンも来て彼の楽しい話芸を堪能されたようです。

この日は落語の独演会というより演芸会、噺の合間に(色ものとは別に)たい平さんがマラソンスタイルで客席に下り、場内を駆けまわってお客さんにサービス、武蔵野美大の後輩の女性たちは彼と同じオレンジ色のTシャツを着ての応援、大いに盛り上がりました。私も二度ほどハイタッチを受けましたが、意外に繊細な彼の手にびっくり、やはり美大出ですね。

ところがマラソン太平記の噺のインパクトが強すぎて後で思い出そうとしても最初に演じた落語がなんだったか思い出せない始末。最後の締めの噺は甲府~ぃだということだけしか記憶に残っておらず、またその話も余り頭に入ってきていなかったようで、落語の独演会としては消化不良気味でした。次回からはマラソン話は卒業して通常の落語会に戻ってほしいものです。

Photo今日の着物は:母譲りの多分十日町紬だろうという紬のきもの、適度な暖かさなので、今の時期にはぴったりの紬です。張りがあって皺になりにくいのでお手入れが楽なきものでもあります。

帯:縮緬地の椿模様の染帯 帯締め:綾竹平家経巻

10月16日(日)は伊と忠さんに頼んでおいた草履の鼻緒替えが出来上がっているとのことなので、引き取りに高島屋へ。

着物友達も遊びがてら着物で来ると言うので私も着物で。帯付きで着られる季節は短いので着物好きには見逃せない季節です。お天気もよく気持ちよく着物が着られました。

Photo_2大島紬は真冬には暖かさに欠けるので向きません。今頃が着時と言えます。例年袷の初めはこの泥大島かお召を着ることが多くなります。

着物:泥大島 王朝の調べ  帯:紅型模様の染帯

帯締め 冠 栗梅(道明)

2016年10月 7日 (金)

GOEMON

2016107goemon_004公演そのものよりも新妻、藤原紀香さんの梨園の妻デビューで騒がれてしまった今回の公演、さてどんなものだろうか、と期待して出かけました。

毎年恒例の妹の招待です。団体鑑賞なので一等席とはいえ席を選ぶことができません。かくして今回は19列目37番と言う後部席。ただ通路側なので、気兼ねなく席を立てるのが利点です。GOEMON、つまり大泥棒石川五右衛門がスペイン人神父と日本女性のハーフだったという設定なので、歌舞伎あり、フラメンコあり、歌舞伎では普通見られない女性の出演あり、といったまさに混血劇。有名な五右衛門の「絶景かな、絶景かな・・」という科白のある南大門もメタリックな装置。かなりの挑戦です。

が、一部と二部に分かれているのですが、どうも一部が説明的でいけない、少々退屈だな、と欠伸を噛み殺す場面もあったのですが、隣席の妹も同じ感想を持ったらしく、「一部をもっと整理して簡潔にし、どうせならば二部をもっと膨らませた方がより魅力的な芝居になったのでは」と思った次第。残念ながら昨年観て感動したワンピースのようにもう一度見てみたいとは思えませんでした。

それでもフラメンコギターと大薩摩のコラボ演奏は新しい魅力の発見でしたし、観客席に飛び出して動き回る愛之助以下大勢の俳優さんのサービス精神には頭が下がる思いでした。そうそう、壱太郎さん、踊りが抜群ですね。さすが吾妻流の後継者です。

今日のきものは:

Photo新橋演舞場は歌舞伎座より着物の格が軽いのが特徴。本日はいつもよりもっと軽めで着物の方は多くが紬系でした。

着物仲間の友人たちも姿を見せていたのですが、歌舞伎座のときより軽めの小紋系。私も同じく小紋にしてみました。

北斎模様の桜割の小紋に江戸の秋祭りを描いた染帯。帯で華やかさを出してみました。

きもの:北斎小紋 帯:江戸の祭り(小倉貞右作)帯締め:手綱(平田組紐)

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