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2016年7月

2016年7月16日 (土)

怠け心を叱咤して

不安定な天気、不安定な気温、もうもう身体がついていけなくて暇さえあればゴロリ、そんな生活を引き締めるため着物を着てお出かけしてきました。

地方にいる中学、高校時代の友人の御主人が趣味で畑を耕されて幾十年、有機で作ったお野菜をここ数年7月になると友人がどっさり送ってくださり、6人の口を養っている私としては本当に大助かり、そのお礼に毎回彼女の好物の泉屋のクッキーを贈っているのですが、身体がしんどくてほんの近くの横浜までが出られない、それならば、と着物仲間で「着物が着たい、着たい」と言っている元気な友人を誘っての外出です。怠けていても約束すれば律義な私は出かけられるのです。

元気づけに鰻でも頂きましょうか、と相談したのですが、お目当ての野田岩さんは長蛇の列、こちらはあっさりまたの機会にと諦めました。好きな着物や小物を見てそれなりに楽しい時間を持つことができました。さあ、また明日から家事を頑張らなくちゃね。

今日の着物は:

Photo白の暈かしの入った青紫の紋紗の小紋、昨年はちょっと格のある絽綴れの帯で歌舞伎にお出かけしたのですが、もっと軽く着たいと思い、手持ちの帯でなにかないかと思案した結果、上代羅ならば羅でも無地あたりまで締められると木村孝さんの本で読み、早速合せてみました。羅と一般的に言われているいわゆる粗紗の帯は金銀が使ってあるもの以外はかなりカジュアルなのですが、この帯ならば幅広く締められるようです。

きもの:紋紗(矢代仁) 帯:本羅 帯締め:蘭菊(平田組紐)

2016年7月 1日 (金)

怪談乳房榎 - 柳家三三独演会

2016_7_1怖いもの見たさと言うか聴きたさで、三三の独演会に行ってまいりました。確か怪談乳房榎は圓朝の作品で近年では歌丸さんが演じていらっしゃった記憶。その時は足が向かなかったのですが、近頃のこの暑さ、せめて怪談話でも聴いて涼しくなりたいという気持ちになったのかもしれません。

三三のにぎわい座での独演会は毎回色ものはなし、三席を三三が務めると言う完全独演会、今回はまず手始めに「笠碁」でした。碁がたきの二人が繰り広げる滑稽話ですが、小さんが得意とした噺のようで、柳家の十八番といえる噺ですね。こういう噺はやっぱり権太楼にはまだかないません。といっても合格点には達したできでしたが・・・

中入りを挟んで「おきせ口説き」と「重信殺し」の二部に分かれた口演です。怖くて縮こまるような噺かと思ったのですが、それほどでもない、何故この噺が「怪談乳房榎」なのか、今回は分かりませんでした。もしかしたらこの続きがあるのでしょうか。今回は「おきせ口説き」で表現された女の業の深さを感じ入って聴き入りました。

今日のきものは:

Photo昨年あたりから自分で似合うようになってきたな、と思えるようになった母から譲られた琉球絣、茶がかった濃い紫なので、下に白地の長襦袢を着ると涼しく感じられますし、事実麻の長襦袢との相性も抜群です。

帯は本羅の名古屋帯、帯締めは蘭菊

ついでに・・

3日の日曜日には高島屋の呉服部に野暮用ができたので、今期二度目の薄物でちょっとお出かけしてきました。

Photo_2昨年は箪笥の中でお休みしていたこれもまた母から譲られた八重山上布、昔ながらの伝統的な捺染の絣です。実はこの着物、身丈が3尺9寸しかなくて私には短すぎたのですが、裁縫士の鈴木先生が工夫して見事によみがえらせて下さいました。経糸緯糸とも苧痲で織られていて貴重な品なので大切に着て行きたいと思っている着物です。

帯は麻のハス模様の染帯

帯締め:春霞(平田組紐)

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