« 長講95分 - それでも短い方かな・・ | トップページ | 今日も満席  - 柳家権太楼独演会 »

2016年6月10日 (金)

三回目の帯会議

昨年の10月から進めている「猪鹿蝶」をテーマにした掬いの名古屋帯製作がいよいよ大詰めとなりました。まこと織物のHさんにデザインをお願いしているのですが、図案を専門に描いていらっしゃった職人さんが突然お亡くなりになり、Hさんのお仕事の負担が増え、当初4月ごろだった図案完成予定が6月まで伸びることになってしまいました。まあ急ぐ仕事ではないので、三人とものんびりと構えていましたが、注文を受けたHさんの精神的負担は大変だったことでしょう。

10、11日と丁度恒例の特選呉服特別ご招待会が料亭滝川であるのにひっかけて京都からHさんに出張してきていただき、高島屋呉服部のフロアでデザインの詰めと織りこむ色糸の選択をしました。「猪」の図柄を選んだSさんは模様に物語性を主張したものを選んだためすんなりと合意、自分の色の好みにこだわる「鹿」のAさんも二点ある候補デザインから一点を選ぶのにすんなりとはいかなかったのですが、また後日訂正する点もでてきはしましたが、なんとかおさまりました。いつもフォローに忙しい私としてはほっとしたのですが・・・

実は本当に難しいのは蝶を選んだ私なのですよね、私の性格上自分のことよりまず他の人をと考え行動してしまうせいか余り自分のデザインのことは詰めて考えていなかったのです。せっかくオーダーでお願いしたのですから「うん、おもしろい」と思えるようなデザインにしたいという気があり、無難なデザインを止めて冒険かな、と思えるデザインに変更していただき再度描いて送っていただくことにしたのですが、Hさんと私の思いが通じ合っているかどうかということがちょっと不安でもあります。

それにしてもやはり三人同じテーマで作ると言うのは面白い企画ではありますが、難しい。次の機会があったらやはり一人に集中して、それを皆で考えるという方向のほうが作品に凹凸が出ないのではと今回勉強した次第です。

今日のきものは:

Photo今季二度目の本塩沢、帯を変わり絽のめだか模様の染帯に、薄いグレー地なので着物との調和はよいのですが、なぜか白地の縞の帯より地味に感じます。

帯締めは笹組の単衣用で(平田組紐)

帯のお太鼓の柄はこんな感じです。

Photo_2

« 長講95分 - それでも短い方かな・・ | トップページ | 今日も満席  - 柳家権太楼独演会 »

和装」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1625825/65996729

この記事へのトラックバック一覧です: 三回目の帯会議:

« 長講95分 - それでも短い方かな・・ | トップページ | 今日も満席  - 柳家権太楼独演会 »