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2016年2月12日 (金)

上田紬に魅かれて

2016_2_12_004全くの予定外だったのですが、頂いたダイレクトメールをみて一度じっくりと見てみたいと思っていた上田紬の作家小山憲市さんがいらっしゃると知り急遽展示会に出かけてきました。場所は昨年に引き続き二度目のグランドオリエンタルホテルみなとみらい、
かつては日本三大紬と呼ばれたこともある上田紬、裏地を三度かえてもまだ着られるほど丈夫な紬ということから三裏縞と呼ばれていた紬でもあります。こちらではほとんど入荷がなくなっている紬らしく、この20年の間に一反しか見たことがなく、実際にどんな手触りなのかも知りませんでした。

現在では機械織りのリーズナブルなものと作家ものの手織のものがあるということですが、(機械織りのものは数万円で手に入れられます)今回来訪された小山さんは手織り上田紬作家の第一人者。大いに期待して会場に出向きました。

まず、びっくりしたこと、上田紬(伝統の)は経糸が絹糸、緯糸が紬糸というのがきまりだったのですが、小山さんはご自身で糸の工夫、織りの工夫、デザイン、染織などを研究、考案されている作家なので、昔からある上田紬の製法にこだわっていらっしゃらないことです。以前東京手描き友禅の作家の小倉貞右さんが、「東京で作っているから東京友禅なのですよ」とおっしゃっていた通り上田で作家活動をされているから上田紬なのだというのが小山さんの場合にもあてはまるようです。それほど伝統を大切にしながらも伝統にこだわらない、常によいものを目指していくという地域を超えた作家活動をしていらっしゃる方だと思いました。

ご本人はとても気さくでお話ししやすい素敵な方で、お年は50代半ばとおしゃっていましたが、いえいえ40代半ばで十分に通る若々しい方でした。また素敵な作品と素敵な小山さんにお目にかかる機会があればいいな、と思っています。

今日のきものは:

Photo一番の寒い季節、結城紬に今回は縞に小花模様のしゃれ袋を締めてみました。

きもの:結城紬(奥順) 帯:帯の岩田(桝屋高尾 朱虎作)

2016_2_12_005
右は会場のグランドオリエンタルホテルみなとみらい、アジアンスタイルのなかなかおしゃれなホテルです。高層でないのが逆に新しさを感じさせます。

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