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2016年2月

2016年2月21日 (日)

飯島武文作品展-東京手描き友禅

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着物仲間の友人に誘われて飯島武文さんの作品展を見に横浜高島屋まで行ってきました。左のようなダイレクトメールをいつも呉服部から頂くので、写真で載せられている作品に魅かれると見てみようかな、という気になるのです。そういう意味では案内パンフレットに載せる作品の選択は重要で、この段階で目を引かないとその展示会は失敗に終わることに繋がります。

今回の展示会は京都の老舗、千總さんがかかわっていらっしゃるようで、(東京友禅ですけれど・・)展示場に友人と二人で顔を出すといつもいつも親しくして頂いている千總の I さんが色々説明をしてくださいました。(この彼女、まだ30歳前ですが、とても優秀な販売員さんです)飯島さんもわざわざご挨拶に来て下さって二人とも恐縮、帯を中心に二時間ほど楽しませていただきました。

東京手描き友禅は小倉貞右さんでおなじみですが、またその品のよい作品が好きで何度かお世話になっているのですが、飯島さんは違った趣の作品を多く手掛けていらっしゃって、写真にあるような、私好みのデザインの帯からぐっと粋な色と帯や更紗の作品などバラエティに富んだ作風になっています。色々な人の好みに対応できる作品と言ってよいと思います。

今日のきものは:

Photoかなり久しぶりの出番になります。ここのところ紬が続いたので、少し寒さが和らいだ今日はお召にしてみました。こげ茶地の絣お召です。

帯は薄い水色系の地色に唐花模様の名古屋帯、帯締めと帯に少し春待ち気分を入れてみました。

きもの:絣お召(矢代仁) 帯:唐花模様の染名古屋帯(矢代仁)

2016年2月14日 (日)

荒天ものともせず・・

0d15dbabba6c1cb99ecd9113138bb15bもう一週間も前から当日は春一番をともなう荒れた日になることがわかっていました、それでもちょっと一日ずれてくれないか、と儚い期待を寄せていたのですが、見事に当たったのは気象庁の予想の方、前日の夜から荒れ狂っていたのがそのまま続き、今朝はほぼ諦めぎみ、でもせっかくのチケットを病気でもない限り反古にするのはもったいない、で、着物を止めて洋服にするかで迷った挙句、雨風の合間をぬって出かければよいと、予定通り着物で出かけました。洋装より、雨具の用意は和装のほうが私に限っては完ぺきなのです。あとは縮みやすい縮緬系を止めて紬にすればよい、

そんなわけで雨風はうまく切り抜け会場に到着、独演会が終わった4時過ぎにはすっかり雨も風も止んだ状態で帰宅の途につくことができました。

本日の演目は「抜け雀」、タブレット純さんの色ものを挟んで中入り後は「猫の災難」の二題、たい平師匠は毎回にぎわい座ではネタおろしをすることになっていて今回は「猫の災難」がネタおろし、私は何度も練り直したという抜け雀より、初ものの猫の災難の方がよかった。たい平師匠にあっている演目だと思います。ご本人もかなりお酒がお好きなようで、酔っ払いの仕草も堂に入ったもの、おそらくこれからの得意ネタになることと思います。

そうそう、三味線漫談のあずみちゃん、随分三味線がうまくなりましたねえ。

今日のきものは:

Photo_3これまた母譲りのきものと帯です。合せて1世紀以上のレトロ品、

着物は多分十日町紬、帯は西陣のゴブラン織りの名古屋帯です

以前この組み合わせでデパートの呉服売り場で人を待っていたら、このデパートの役員さんに「素敵なコーディネイトですね」と声をかけられました。「ありがとうございます、これ着物と帯合せて100年物なのですよ」といったら「えっ~、全くそう見えません、着物ってやはり息の長いものなのですね」と感心されていました。

長く大事に着続けてあげなければ、着物を着る意味がないと私はおもっています。

2016年2月12日 (金)

上田紬に魅かれて

2016_2_12_004全くの予定外だったのですが、頂いたダイレクトメールをみて一度じっくりと見てみたいと思っていた上田紬の作家小山憲市さんがいらっしゃると知り急遽展示会に出かけてきました。場所は昨年に引き続き二度目のグランドオリエンタルホテルみなとみらい、
かつては日本三大紬と呼ばれたこともある上田紬、裏地を三度かえてもまだ着られるほど丈夫な紬ということから三裏縞と呼ばれていた紬でもあります。こちらではほとんど入荷がなくなっている紬らしく、この20年の間に一反しか見たことがなく、実際にどんな手触りなのかも知りませんでした。

現在では機械織りのリーズナブルなものと作家ものの手織のものがあるということですが、(機械織りのものは数万円で手に入れられます)今回来訪された小山さんは手織り上田紬作家の第一人者。大いに期待して会場に出向きました。

まず、びっくりしたこと、上田紬(伝統の)は経糸が絹糸、緯糸が紬糸というのがきまりだったのですが、小山さんはご自身で糸の工夫、織りの工夫、デザイン、染織などを研究、考案されている作家なので、昔からある上田紬の製法にこだわっていらっしゃらないことです。以前東京手描き友禅の作家の小倉貞右さんが、「東京で作っているから東京友禅なのですよ」とおっしゃっていた通り上田で作家活動をされているから上田紬なのだというのが小山さんの場合にもあてはまるようです。それほど伝統を大切にしながらも伝統にこだわらない、常によいものを目指していくという地域を超えた作家活動をしていらっしゃる方だと思いました。

ご本人はとても気さくでお話ししやすい素敵な方で、お年は50代半ばとおしゃっていましたが、いえいえ40代半ばで十分に通る若々しい方でした。また素敵な作品と素敵な小山さんにお目にかかる機会があればいいな、と思っています。

今日のきものは:

Photo一番の寒い季節、結城紬に今回は縞に小花模様のしゃれ袋を締めてみました。

きもの:結城紬(奥順) 帯:帯の岩田(桝屋高尾 朱虎作)

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右は会場のグランドオリエンタルホテルみなとみらい、アジアンスタイルのなかなかおしゃれなホテルです。高層でないのが逆に新しさを感じさせます。

2016年2月 7日 (日)

楽しい作業

昨秋から製作にとりかかっている掬いの帯の候補デザインが上がってきたとのことで、高島屋まで出かけてきました。帯のテーマは着物仲間三人の連作、「猪鹿蝶」です。

デザインを手がけるまこと織物のHさん、御苦労なさったことでしょう、それぞれにつき三枚の候補デザインが届いていました。もちろんまだ線描きの段階です。

帯の岩田のKさんにデザインを持ってきていただいて、喧々諤々、の一時間半、まだまだ決定とまではいかず、かなり修正をおねがいしました。

あとからかなり遠くの売り場の販売員さんが通りがかり、「楽しそうな笑い声が聞こえてたわよ」 、そうなんです、こういう作業って本当に楽しい、だからやみつきになるんですよね。

今日のきものは:

Photo母譲りの染紬の小紋に花兎模様の染帯

この帯は着物を着始めて最初に買い求めた帯です

ほんの初心者のくせに地色を指定し、模様も指定し、兎の顔をもっと可愛く、などと要求し、本当に生意気な初心者だったものです。

帯:渋柿庵  帯締め:御岳組 (平田組紐)

2016年2月 2日 (火)

落語でほっと一息・・ 柳家三三独演会

先月の25日から一週間、お孫ちゃんがインフルエンザのB型をもらってきて、両親が働いていて面倒を見ることができないため我が家に滞在、看病と相成りました。学校は学年閉鎖、お勉強が遅れる心配はなくなりましたが、ピアノもお休み、楽しみにしていた30日のおやこ寄席も(といっても我が家では引率はわたしですが)外出許可がでず、キャンセル、B型はA型ほど高熱は出ないということでしたが、予防注射を怠ったお孫ちゃんは38度6分まであがりました。予防注射の効能についてはいろいろ言われていますが、やはり子供と高齢者はした方が無難なようです。ちなみに私はばっちり予防注射済みだったので、看病で濃厚接触しましたが、発病はしないで済みました。やれやれです。家事労働のすべてが私の肩にかかっている我が家では、私が倒れたら家は崩壊同然、大変なことになるからです。

ということで、やっとお孫ちゃんが元気に登校してくれたのでにぎわい座に出かけることができました。今回は今にぎわい座では人気ナンバーワンの柳家三三師匠独演会です。

Photo完売御礼だけあって場内は熱気満々、外の寒さを忘れます。人が多いと暖房以上の暖かさになるのでほっとして疲れがでたせいか、1題目の廿四孝は「うんうん、そういう噺だったなあ」と思いながら不覚にも寝てしまい、師匠に申し訳ないことをしました。いくら起きようとしても首ががくり、といき、どうにもなりませんでしたが、一寝入りして目が覚めたせいか次の花見小僧からばっちりききましたよ。

師匠から「おせつが、徳三郎が・・」とう言葉が出た途端「えっ、これおせつ、徳三郎じゃないの、?」と思ったのですが、実は前半の部分を「花見小僧」といっているのだそう、前半だけでもかなり聴きでがあります。つづきはまたの会で、というところ。そして中入り後の「ハワイの雪」、柳家喬太郎作の新作落語です。三三の新作落語?と初めは思ったのですが、意外やこれがよかった!噺としては単純ですが、最後はほろりとさせられました。同じお題でも演者の力量によって味わいが変わるのだと言うことがよくわかった噺でした。先月のさん喬に引き続き充実した落語会になりました。

きょうの着物は:

Photo_2最近お気に入りの久米島紬、今回は帯も母譲りの椿模様の八寸名古屋帯にしてみました。

全体に暖かさのあるコーディネイトで寒い今時にはぴったりだと思います。

帯締め:道明 冠 栗梅

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