きものだからこそ・・
高島屋できもの千秋楽をやっているからと着物仲間の友人たちふたりに誘われて出かけてきました。もちろん三人ともきものを着てくるのというのがお約束。
夏の間は暑さやお互いの都合で三人集まることはなく、いつの間にか晩秋と言われる季節になってしまいましたが、涼しくなると着物好きはたまらなく着物が恋しくなります。洋服でのおしゃれは身だしなみ程度、おしゃれは着物でしたい、年とともにそんな風に自分がかわってきているのがわかります。
待ち合わせの時間より早く着いた友人と二人レストラン街のお蕎麦屋の前にある椅子にすわってまだ到着しない友人を待っていた時のこと、前を通り過ぎて行った年配の男性が、引き返してきました。「きれいだね、モデルさん?いいね~」といって私たちを見て称賛、「いえいえ」と手を振ったのですが、「おいおい」と後ろから来る多分奥さんであろう老婦人に私たちを指差して見てごらん、といった動作、友人と二人で「久しぶりに褒められたわね、やっぱり褒めてもらうのはうれしいことね、お年寄りだからきっと目があまりよくなくて綺麗にみえたんだろうけれど・・」と話したのですが、女としてはいくつになっても褒めてもらうことはうれしいことだと一日気分よく過ごせました。
お買物はしなかったのですが、草履の直しをたのんだり、9月の小倉貞右展で納品された桐の花模様の付下げをもう一度確認したりと半日楽しく過ごせました。付下げということでおねがいしたのですが、仮仕立てもしてありもう付下げというより訪問着と言った方がよい格調ある着物に仕上がっていました。
きょうのきものは:
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