« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月

2015年4月24日 (金)

上品会 at 増上寺

006今年は京都旅行にも参加せず、1月にあった店内での内覧会でちょっと拝見しただけだった上品会、芝の増上寺で内覧会が行われると言うので着物仲間三人で拝見しに行ってきました。増上寺は三人とも初めてです。

増上寺は法然が開いた浄土宗の大本山だそうで、展示会があったのは光摂殿と呼ばれる108畳敷きの大広間、天井には小倉亀遊、上村松篁などの著名な画家120名の絵が嵌めこまれています。上を向いて鑑賞したのですが、さすがに首が疲れます。

今年はあくまで力作を拝見するのが目的、おなじみの呉服担当者や問屋さんの番頭さんなどに説明を受けながら楽しい時間をもつことができました。

そうそう、昨年はNHKの”日本の芸能”という番組の中で木村孝さんと南野陽子さんがここでの内覧会を訪れ力作を紹介されていました。孝さんが「日本最高峰の染織」と説明なさっていたのが印象に残っています。

きょうの着物は:

Photo今日は紬より柔らか物が雰囲気に似合いそうだと友人二人を含めて染めもので。

おそらく今春の着納めになるであろう、北斎小紋で。明るい薄紫は春の爽やかさにはぴったりです。

きもの:北斎模様の小紋 帯:白地のしゃれ袋(帯の岩田)

帯締め:貝の口雲形(平田竹峯)

2015年4月21日 (火)

がんじろうはん

1_002_5がんじろうはん、を観に行ってまいりました!歌舞伎座、四月大歌舞伎夜の部です。襲名披露は初めての経験なので、友人二人ともども期待大、

演目は:

1.梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)

2.成駒家歌舞伎賑(なりこまやかぶきのにぎわい)

3.心中天網島 河庄(しんじゅうてんのあみじま かわしょう)

4.石橋(しゃっきょう)

2.では新歌舞伎座初めてという両花道、左花道には男形、右花道には女形がずらりと勢揃いして名乗りを上げ襲名のお祝いを述べる圧巻の場面、そのあとの坂田藤十郎を中心に一族そろっての口上、一族の結束の固さを感じる良い口上でした。そして本日の目玉、上方歌舞伎ならではの演目、河庄での新翫冶郎はんのぼんぼんぶりは藤十郎ゆずりと見受けましたが、どうでしょうか。雰囲気はとてもよくにていらっしゃいます。東歌舞伎の二枚目は惚れた女と別れるときは未練なく振り切るのですが(心の中は別)上方歌舞伎のぼんぼん二枚目は未練たらたら、女々しさいっぱい、というよりこれが実は人間の本質であり、それを正直に表現できるのが上方の二枚目といえるのでしょう。初役という小春役の芝雀さんがとてもよく、びっくりしました。

さて最後の石橋、連獅子でもおなじみですが、親子の獅子が長い毛を豪快に毛ぶりする見事さにうっとり、親が染五郎、子が壱太郎と虎之介、虎之介くんがとてもがんばっていましたが、ちょっと振り遅れるところがまたかわいい、染五郎の貫禄さえ出てきた毛ぶり、壱太郎の見事な毛ぶりがとても印象的でした、ピンクの桜吹雪の中で繰り広げられたこの石橋で今日の襲名披露公演はしっかりとまとめられていました。

それにしても襲名披露だというのに客席の華やかさがなかったですね。舞台からみたら客席は夜の湘南の海のように薄暗かったのではないでしょうか。杮落としのときは華やかだったのに、とちょっと残念でした。

今日のきものは:

去年一年箪笥に眠っていたクリーム地の付下げ、おめでたい襲名披露には明るく華やかに見えるきものが良いと思い着てみました。一階10番24、25、26という一等席に三人で和服姿で座りましたので、少しは姥桜ながら花をそえることができたでしょうか。

Photo_4きもの:クリーム地の付下げ(矢代仁) 帯:若松文袋帯(帯の岩田) 帯締め(平田竹峯)

2015年4月18日 (土)

第148回  朝日名人会

Photo先週のたい平の独演会以来ついているようで、今日もお天気、きもので出かける身としては助かります。

今日のお目当ては柳家小三冶、今月初めにあったにぎわい座での独演会はチケットを取り損ねましたので、独演会ではありませんが、電話がうまく繋がったこちらのほうへ出向きました。

名前が載っていませんが、真田小僧をやった柳亭市助が前座としてはなかなかよかった、師匠が市馬さんだけあって口跡がしっかりしていて聴きとりやすい、二つ目のろべえが間の取り方にちょっと問題があって走りすぎだったので、特にそう感じたのかもしれません。

意外だったのは井戸の茶碗を演じた金原亭馬生、先代が名人として有名なので、影がうすいのですが、オーソドックスな落語ながらなかなか聴かせました。たまにはこういう落語もいいかもしれません。生志のお菊の皿ははしゃぎすぎ、こちらの方向に走り過ぎると品格のない落語になりそうなので、心配ですね。
お目当ての小三冶師匠、相変わらず枕が長いですね、が、さずがに人間国宝、間の取り方、力みすぎずに自然体で演ずる猫の災難、楽しかったです。

今日のきものは:

Photo_2急に暖かくなったので、胴抜き仕立ての牛首紬で。

牛首紬といっても近頃は先染めのものは生産量の10%にも満たないとか、このきものも貴重品になってきました。

きもの:牛首紬 (市原亀之助商店)帯:牡丹柄の染帯

2015年4月12日 (日)

やっと晴れた!

Photo_2うすら寒くてしとしと雨が降って・・こんな日ばかりじゃ「春雨じゃ濡れて行こう」などど粋ぶっている気にもならなかったのですが、本日は気温もぽかぽかと春らしく、お天気にも恵まれ順調な滑り出し、もよりのバス停ではバスがすぐにやってきたし、沿線の事故で電車が間引き運転になっていたのに、駅に着いたらその電車が丁度2、3分でやってくるタイミング、うまくいかないときは全部外れになるのですが、今日はどうやらついてるよう・・というわけで楽しい一日になる予感のしたスタートでした。

さて、本日のにぎわい座での落語は林家たい平独演会、人気高座です。ファンの層も厚く、年配から若い人までまんべんなく集客、わたしなんぞその年配の部類ですけれどね、

人気の三味線漫談、林家あずみちゃんのすべりトークと三味線も人気の一端をになっているようですが、今はとてもかわいらしい彼女、もう少し大人の女性になってほんのり色けが出せるようになったらもっとよくなることでしょう。

今回落語協会から真打ちになった彩大さん(上はなんだったけ・・)の新作落語はいかがなものでしょうか、新作は難しい、いままで感心してきいた噺はありません。それほど難しいということかもしれませんね。

たい平さんは「死神」と三題噺といってお客からお題を三つもらってその場で創作する、という難しい試み、かっぱ、渡し船、厚化粧の三つがお題でしたが、無理やり客の要望に応えて”野毛”という横浜でしか通用しない言葉を織りこんだのがいけなかった・・設定に無理がでてせっかく三つのお題をうまく駆使したのに台無しになってしまいました。たい平さん、客へのサービスもほどほどにしたほうがいいと思いますよ。

今日のきものは:

Photo春らしい色合いの御殿絣の御召に博多帯

御召も雨に弱いのでお天気になってほんとよかったです。

御召:矢代仁 帯:井上久人

2015年4月10日 (金)

母のコーデのまんまで

友人たちと会う約束があり、雨模様の日でしたがきもので出かけてきました。

湿気の多い日は止むをえない事情がない限り縮緬などの柔らか物は避けます。したがって今日のコーディネイトは久しぶりの泥藍大島、母が三十代のころ求めた有栖川模様のきもの、お気に入りで長く愛用していました。かなり地味なので今の私でも帯を選ばないと地味になりすぎます。昔の人はよくこんな地味なきものを三十代の頃に着たものだと思います。母は年齢よりうんと若く見える人でしたから、決して老け形だったということはありません。

なにか少し派手目でそれでいて今の私が締めてもおかしくない帯はないかと母から譲られた帯を調べてみたら、好きな帯だけれどちょっと派手かな、と敬遠していたミンサー織り風の名古屋帯が見つかりました。そういえば母はちょっとした外出にこの帯をこの着物にあわせていたな、と記憶がよみがえり、母の思い出のコーディネイトで今日はおでかけすることにしたのです。

友人の評判もよく着物、帯合せて1世紀以上という超年代ものの取り合わせとは思えない着姿になりました。母も天国から喜んで見ていてくれたかもしれませんね。

そうそう、この帯は昔の婦人の体格で作られているので現代の帯よりかなり短い、これ以上太ると締められません。

きょうのきものは:

Photoきもの:有栖川模様の泥藍大島(奄美大島)

帯:ミンサー風模様の名古屋帯

両方とも母から譲られたもの

« 2015年3月 | トップページ | 2015年5月 »