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2014年6月

2014年6月24日 (火)

京の帯職人さん

近頃はきものでお出かけとなると荒天、季節が季節だから仕方ないとも言えますが、東京のある地区では雹が数十センチも積ったところがあったとか、こちらはさずがにそんなことはありませんでしたが、丁度出かける時間に雷と雨、着物の裾をめくって帯にかけ、コートを着ての完全武装での出陣とあいなりました。

向かった先はおなじみのデパートの呉服部、昨年からお願いしておいた帯が織りあがり、地色が私がお願いした色と少々違ってしまったとかで、京都からまこと織物の職人さんがわざわざ説明にいらしてくださるということで、なじみの帯問屋さんからお声がかかったのです。

実は注文したのは掬いの袋帯、是非一度作らせていただきたいと帯職人さんからの直接の声がかりで、紬の訪問着に合わせてデザインから起こして製作していただいた贅沢な一品、4月に上品会の旅行で京都に行ったときに、展示会そっちのけで会場の片隅で二時間半、デザイン画をもとに糸の色を決める作業を職人さんと喧々諤々意見を交換しながらしたいわば注文者製作参加の帯です。ですからこの帯は世界に一本、私だけのための帯になるのです。

拝見してみると予想よりやや濃いめの地色にはなっていましたが、返ってそのほうが模様との色のバランスがよくなり、文句のつけどころのない仕上がりになっていました。「お気に召さねば織り直すつもりだった」とおっしゃっていましたが、ただでさえお安くしていただいているのにとんでもないといいますと、「いやいやそれが帯職人としてのプライドです」とのこと。

よかったよかった、気に入ってよかった、そんなことになったら私は申し訳なくて胸が痛みます。自分も参加しての帯作り、とても楽しかった、どうやら癖になりそうです。

Photoきょうのきものは:どうやら今期最後の単衣のきものになりそうです。今日はまこと織物の職人さんがいらっしゃるということで、帯をまことの掬いの帯にしてみました。前回の白地に縞の帯とは雰囲気が違って優しい感じにしあがります。

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2014年6月 6日 (金)

半年に一度の目の保養

大雨の中毎年恒例の料亭滝川での呉服展示会に行ってまいりました。

4月から消費税が8%に上がり、社会保険料、税金など様々なものも上がってきている状況なのですが、来場するお客さんの数は増えているようで、びっくりしました。

もしかしたら少しでもお安く手に入れておこうというきものが必需品の方々の知恵かもしれません。たしかにびっくりするほどお値打ちになっているのですから・・ 横浜高島屋の呉服の催事では最もお得な会と言えると思います。

いつもはほとんど目の保養だけですが、今回はちょっとばかり衝動買いをしてきました。前から一度挑戦してみたいと思っていた縞の御召、上代御召の単衣は細い縞でしたので、きものを着なれた今、もう少し大胆な縞に挑戦したいと思っていたのです。なんと帰り際の5分で決めました。かなり手の込んだ袷向きの縞御召、65%引きです。個性的な縞と色合いなので、残っていたのでしょう。まさに初挑戦向きのお値段でした。

そして今回の催しの目玉は小千谷縮の作家、日本工芸会正会員の樋口隆司さんの作品の特集。あと一枚夏物を手に入れるなら小千谷縮と密かに思っていましたので、樋口さんご本人にじっくりお話しをうかがい作品を拝見してきました。気に入った着尺は衝動買いできるようなものではないので、まずは作品研究からです。

帰りもものすごい雨、なんとかきものを汚さずに帰宅できたのはラッキーでした。

今日のきものは:

Photo雨で気温も低め、湿気が多かったので御召系は避け、塩沢紬にしました。おそらくこれからどっと暑くなってくるので、紬系の単衣は今日が最後でしょう。帯は九寸の絽、芯いりの絽の帯はやはり6月中に締めないと暑くて締めそびれる帯です。

きもの:塩沢紬単衣(林宗平工房) 帯:絽花火模様の染帯

2014年6月 2日 (月)

お孫ちゃんの浴衣

前々からお誕生日のお祝いに浴衣を買ってあげる、と予告していたので、5月生まれの孫のAちゃんには一月遅れのプレゼントになりますが、31日の土曜日に高島屋に浴衣を買いに出かけました。

7階の呉服売り場での待ち合わせ、Aちゃん、なかなかのお忙しガールでデパートに一緒に行く時間もなく、やっと私とのタイミングがあって実現したのです。

014_5_31_002Aちゃんはかなりのおしゃれさん、着るもの、身につけるものにこだわりがあります。紺地の浴衣3点とピンク地の浴衣1点にまず候補を絞り、それからピンク地がまず脱落、染めはしっかりしていたのですが、着てみたらぱっとしなかった三勝の浴衣が次に候補外、結局、ミキハウスの浴衣が2点残りました。大人の目から見るとミキハウスのものは染めが片面だけで長く着るのにはどうかとおもう品ですが、成長盛りの今の年頃、二年ほどで着られなくなるというのが現実なので、デザインの可愛いもの、本人の気に入ったデザインを選べばよいと思い、一時間ほど「う~ん、どちらにしよう、どちらにしよう」と迷った挙句にやっと決まったのが左の写真の浴衣。

紺地に花火が全面いっぱいに描かれた今年の新作浴衣です。綿絽なので涼しく着られると思います。7月の半ば過ぎにある総持寺のお祭りに着て行こうと楽しみにしているようです。

今日のきものは・・

Photo単衣の上代縞御召に母から譲られた白地に縞の八寸名古屋帯、

帯締めは数点の中からAちゃんが選んでくれた単衣向きの”小桜”(厚澤トキ作 平田組紐)です。

京都の御召では上代御召が単衣には最適のようで、さらっと涼しく
着られます。5月も末日だったので小物もすべて単衣向きにしました。

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