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2013年11月

2013年11月29日 (金)

五年目の関門

0022008年に乳がんの手術をしてから、この11月で五年になります。

「五年目の中間テスト、ということで、今回は大々的に検査をします、それを通過したら、お薬(アリミデックス)を止められますし、通院も半年か一年になります」と言われ、どきどきしながら受けた検査、15日には血液・尿検査・骨密度検査・マンモグラフィ・胸のCT検査、18日にはRI検査(骨シンチ)・体部超音波検査・乳腺超音波検査と盛りだくさん。体部の超音波検査と骨のシンチグラフィは今回初めての検査です。

骨だけはぜったい大丈夫だな、とは思ってはいましたが、核物質を注射しての検査は何となく不安。二日間あっちに行ったりこっちに行ったりと引き回され終わった時はやはり少々つかれました。が、一番いやなのは結果を待つ十日間でした。不安な思いを払拭するにはほかのことに没頭するしかない、ということが今までの経験で分かっていたので、検査が終わってからは楽しむことに専念しました。

同級生との歌舞伎鑑賞、に小旅行、いつもの呉服売り場での着物談義(私は本当に着物が好きなのですね、着物に接しているときはすっかり憂さを忘れているのですから・・)。

そして運命の27日、診察室に入るころには、今までもそうですが、覚悟が決まったというか、なんというか、かなり冷静になれていました。

それでも診察室に入って椅子に座ったとたん「大丈夫ですね」と主治医に告げられた時の安堵感、「ああ、これであと5年は生きられる」と瞬時に思ったものです。

5年間飲み続けたホルモン剤「アリミデックス」もあと29日分残っている分を飲みきったらおしまい。高額なお薬であることも含めてやれやれと言う気持ちです。お薬をやめたら身体の痛みの軽減と老化促進が少しでも抑えられるのではないか、という期待もあります。

乳がんは油断の出来ない病気です。10年が完治ということになってはいますが、その後も再発をする人がいます。それでも10年何ともなかったら、ほぼ人生を全うできるのではないか、と私は思っています。

2013年11月23日 (土)

仮名手本忠臣蔵と三人同窓会

Photo11月20日から21日は高校時代の同級生三人での恒例の同窓会、今年は新装なった歌舞伎座での歌舞伎鑑賞と熱海一泊旅行になりました。

大阪からと名古屋から出てくる友人たちは朝4時起きで頑張って新幹線で上京。有楽町銀座口で横浜からの私と9時半に合流と言う強行軍です。二人ともとても楽しみにしていてくれたようで大張りきり。

時間に余裕があったので、まずは地下にあるお土産処で、歌舞伎鑑賞の証明書となる歌舞伎煎餅を購入、お昼のお弁当も手に入れて一息入れたところで10時半の開場です。

Webで必死に手に入れた一等席のチケット、花道左側の6番の席、三人そろってよいお席で観ることができました。

忠臣蔵の通しは初めてですが、今回は午前の部、大序・三段目からご存じ松の廊下、そして刃傷・切腹となる午前の部の一番の見どころの四段目、そしておかる、勘平の道行と名場面が続きます。どの段も目が離せない熱演で見ごたえがありましたが、今回の出色はやはり塩冶判官が切腹を命じられる四段目、二人の人間国宝菊五郎と吉右衛門の演じる塩冶判官と大星由良之助が対峙する場面での、塩冶判官の悔しさ、由良之助への信頼感、由良之助がぎりぎり切腹に間に合い判官ににじり寄り彼の本心を胸の内に収め、それでも冷静に振舞う場面、花道に悔しさと責任感をにじませながら引っ込んでいく演技、見事でした!お二人ともさすがです・・この段だけでも観に行った甲斐がありました。

おかる、勘平の時蔵の踊り、勘平の梅玉の色気、という意外な発見もあり、充実した観劇になり、友人たちも大満足の様子でした。

Atami終演後は大急ぎで東京駅へ、新幹線で熱海に着いたのは4時半過ぎ、これも見事な早技でした。宿泊はラビスタ伊豆山、友人二人が遠方から出て来ているうえ、歌舞伎で贅沢をしたので、お泊まりはいつもよりリーズナブルな所にしようと選んだ宿。おそらくマンションを買い上げ観光ホテルにリニューアルしたのではというつくりでしたが、お部屋は2LDKで広々、お食事もバイキングと定食がドッキングした若い人にも満足なメニューで「お値段以上、ラビスタ」でした。(写真は翌日、熱海の海を背に)

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2013年11月16日 (土)

六年ぶりの出番

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20131116_001娘から「今日、予約がとれたからお食事に行かない?」とお誘いがありました。夫も今日は友人と旧交を温めるとかで、一日留守。二つ返事でOKです。

場所はみなとみらいにある東急ベイホテルのツゥーランドット(游仙境)、一応中華料理と言うことでした。お料理としての評価はまちまちですが、私としてはこのくらいのお値段をだすなら、和食の方がいいかな、というのが正直な感想。もっともこの日は娘がポイントをためた分でごちそうしてくれたようで、(一人一万円くらい)文句を言ったら罰があたりそうです。それでも孫を含めた4人でのそしてお婿さんのお誕生日のお祝いを兼ねた会食は和気あいあいとして楽しい思い出になりました。

さて、本日の帯は15年前、着物初心者のころに求めたもの、今はもう手に入らないそうですが、一応明綴れです。ポイント柄の袋帯と言うことで初心者には結ぶのが困難なうえ、手先が凄く長い。そんなこんなで結ぶ気が起きず、六年前に締めて以来箪笥の肥やしになっていました。母から譲られた更紗の小紋にはよく合うことを思い出し、六年ぶりに締めてみました。さすが長年の着物人生、今回は何の苦労もなく締められ自分でもびっくり・・

帯も着物も締めてなんぼ、着てなんぼ、これからは少し出番を多くしてあげようと、まだ温かみの残る帯をなでながら思った次第・・

着物:納戸色の更紗の小紋(母から譲られたもの) 帯:明綴れの袋帯

2013年11月13日 (水)

きものでバーゲン

なにも着物を着て汗だくになってバーゲン品をあさるというのではありません!

毎年デパートでこの時期に催されるきもの千秋楽、お値打ちの和装小物がいっぱいです。この時期のお買い得市では着物や帯を買うことはなく、(だいたいもうこの時期になると一年の予算は使い切っていますから)その年の需要に合わせて、草履だったり、バックだったり、着付け用品だったりと購入品は様々ですが、今年は頂いたダイレクトメールをじっくり眺めていて、胴裏と裾回しがお安いことに気付きました。胴裏は来年仕立てることになっている着物の下準備、裾回しは長年洗い張りをしたままで未仕立てになっている母譲りの藍大島と久米島紬の着物用に買い求めました。こうして準備しておけば仕立てたいときに仕立て代だけを用意するだけで負担が軽い、お値打ち品と言っても常備品の品とかわらず、裾回しなどは半額になっています。気に入った色合いのものがあれば本当にお買い得、というわけで友人と二人で出かけてきました。

Photoめっきり涼しくなり、というよりもはや初冬という感じの日は真綿紬の出番になります。とにかくあったかいし、着易い。したがって本日の着物は母譲りの染紬に同じく母譲りのコプト模様の名古屋帯で。この帯は袋帯を名古屋にリフォームしたものです。

帯締め:貝の口雲形(平田組紐)

2013年11月 1日 (金)

「江戸落語を食べる会」って?

20131031_005「江戸落語を食べる」ってどういうこと?って思いますよね。歌舞伎座のホームページで最初目にした時は??でしたが、紹介文を読んで納得。落語を聴いて、そのあとなんでもその落語にちなんだ献立のお食事をいただく、ということらしい。第七回目という今回は春風亭一之輔の「茶の湯」を聴いて、そのあと「茶懐石」風のお料理を頂く、お食事のほかお饅頭に御土産もつくという落語好き、食いしん坊には見逃せない催しです。場所は歌舞伎座三階にある御食事処「花篭」

と言うことでどんなものか、と興味津々。昨日、友人と二人で行ってきました。

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歌舞伎座に出かけても食事はいつも座席でお弁当なので、食事処「花篭」に行くのは初めて、ざっと見渡したところ150名は収容できる広さです。チケットはネットでお任せで手に入れたので、座席の位置は分かりませんでしたが、141、と142ということでぎりぎり満員御断りを免れた最後尾。が高座は高座らしく高めに作ってあり、距離もホールなどより近いので、十分に臨場感を味わえました。

開口一番の後、今日はお子さんはいらっしゃいませんね、と一之輔師匠、確かめた後、まずは「明烏」、うぶな若旦那が初めて吉原に行ったちょっと色っぽい滑稽話、休憩をはさんで、本命、「茶の湯」と続きました。右の写真の本日の演題に一之輔がひとことと称して「ちゃんと茶の湯をやっている皆さん怒らないでね らくごですから」と入れたように茶の湯をちゃかした滑稽もの、題が茶の湯というので茶道を嗜む人の会に呼ばれて話すことがあるそうですが、真面目な方々、「けしからん!」とおしかりを受けたこともあるそうな、ほんと、落語ですから、広い料簡でいきましょうね。

さて落語終了後の御食事、これも写真に載せましたがメニューどおり、お味もなかなかのもの、少し軽めかな、(後でお腹がすくかな)と最初は思ったのですが、最後のデザートの揚げ饅頭を頂いたころにはお腹がいっぱいの大満足。
落語と御食事の会はほんとに楽しい会でした。友人曰く、「また来ようね、今度はお昼の会がいいかな」

ちなみに11月29日には歌舞伎の演目忠臣蔵にちなんで、“忠臣蔵を味わう”がテーマの会があるそうです。出演は昼の部が柳亭市馬 (七段目) 料理は元祖幕の内弁当、夜の部は古今亭文菊 (四段目) 料理は豪華芝居弁当だそうです。

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