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2013年9月15日 (日)

一之輔の「らくだ」

2013_9_15台風がすぐそこまで来ていて、いつ雨がどさっと降ってくるかわからない状態の日、行こうか行こまいか、と悩んだ末、帰宅予定の5時から6時までは大丈夫という予報を信じてにぎわい座へ出かけました。皆さん、結構呑気ですね、会場はにぎわっていていつもの様子と変わりありません、それでもよい席にぽつりぽつりと空席があったのは珍しく、台風欠席なのでしょう、

一之輔師匠の「二席やろうか三席にしようか、未だに逡巡していますが、芝浜、文七、らくだ、なんていうことにはしませんから、雨の降る前には御帰り願えるようにしますから・・」でまず皆爆笑、結局「加賀の千代」「鰻の幇間」「らくだ」の三席に、

一之輔は聴くたびに進化していますね、独特の口調が慣れてくると心地よく、歯切れよく、「加賀の千代」などは短いけれどテンポもよく、師匠らしい噺と言えます。

「らくだ」はつい先日、さん喬師匠で聴いたばかり、必然的に比較することになりますが、私的に言えばこの噺はどちらかと言うと一之輔向きだと思います。今回も最後までの通しでしたが、一之輔はごみ屋の心情に重きをおき、酔っぱらってからのごみ屋の科白への突っ込みが深く、噺に厚みが出ていました。その分、これはおそらく時間の関係もあるのでしょうが、落合の焼き場に行くまでの描写が短く薄かった、時間が許せばこのあたりをもう少しきちんと描写するともっと良くなるような気がします。

そうそう、正楽さんの紙切りも見事でしたよ。

台風が近づいていたのと体調で今日も着物はやめ、用があってチケット売り場にいったら、売り場の女性二人から「あら、今日はお着物ではないのですね」と言われてしまいました。何年か通ううちにすっかり「着物で来るお客さん」になっているようです。来月からはご期待通りまた「着物で落語」に戻る予定です。

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