« 歌舞伎ご招待 | トップページ | 一之輔の「らくだ」 »

2013年9月10日 (火)

さん喬の「たちきり」

2013910_001さん喬の「たちきり」、とても楽しみにしていました。師匠はこの演目で昨年芸術祭奨励賞をとっています。人情噺のなかでは私の大好きな演目、

さん喬の独演会は帰りが遅くなる、というのが定評、この日も前座の「転失気」、二つ目小んぶの「そば清」と続いた後、「今楽屋でモニターを見ていて思いついたのですが・・」といって、「小んぶのそばの食べ方がなってないから、ここで公開の稽古をつけます」と本当に舞台で小んぶの稽古が始まった・・「時そばではないよ、これはもりそば、そばはほぐさなきゃだめだ、そんなまずそうな蕎麦じゃ、お客さんに『蕎麦が食べたくなった』なんておもってもらえない、蕎麦を必ず口の中に入れてから食べなきゃそんな音、だせないでしょ、下げはね、客を笑わせようと思ってやったらだめ」と優しい口調だけれど厳しい指摘、小んぶさんもみんなの前で注意されてちょっと恥をかいてその分しっかり身に付いたことでしょう。

そして、お目当てのさん喬の演目はまず、「らくだ」、これも長講二席とうたっているだけあって、通しでの熱演、この一席目が終わった時点ですでに8時50分、普通ならもう終演の時間です。10分の休憩の後、お目当ての「たちきり」が9時45分までという、すごいすごい独演会でした。

たちきりは何度聞いてもいい、そしておかみさんの長台詞で必ず目がうるうるします。そしていつも思うのです、若旦那、どうして小糸ちゃんに自分が100日の蔵住まいを命じられてしまったので、逢いに行けない、って理由を何とかして伝えなかったのだろう、工夫すればなんとかなったのじゃないか、って疑問に思うと同時に男ってそういう動物なんだね、昔も今も変わらないね、っておもうのです。

家に帰ったのは10時半でしたが、充実した高座で大満足でした。

夏負け体調不良で今日は着物が着られませんでした。こちらは残念!

« 歌舞伎ご招待 | トップページ | 一之輔の「らくだ」 »

芸術・芸能」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1625825/53196593

この記事へのトラックバック一覧です: さん喬の「たちきり」:

« 歌舞伎ご招待 | トップページ | 一之輔の「らくだ」 »