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2013年5月 1日 (水)

五代 田畑喜八展へ

少し時間ができたので、ダイレクトメールを頂いて興味を持った田畑喜八展へ。

ずっと以前江戸時代の小袖の復元などの展示で拝見したことがありますが、じっくり拝見するのはほぼ初めてと言ってよいと思います。今回興味をひかれたのは”現在の日本は気候が次第に温暖になり、着るものも変わってきた、着物もそれに対応する必要があるので、5月から10月まで長襦袢を変えることによって着ることができる生地の開発をした”という記事です。実際に拝見するとなんともさらさらとして薄手で気持ちよさそうな生地でした。どちらかと言うと夏の薄物に近い感触です。経糸と緯糸ともに撚りをかけて織ったもので、さらっとしてべとつかない生地合いとか。経糸に撚りをかけるのがとても難しく何度も試行錯誤を重ねてやっと今年出来たものだそうです。”さわやか縮緬”と名がついていました。産地は長浜です。

茶屋辻模様を得意とする田畑家だけあって藍色づかいは独特のもの。ごてごてと装飾をするのではなく、いわば空間をうまく使って模様の美しさを演出する手法というのでしょうか、さっぱりとしたそれでいて深みのある配色と配置は帯や着る人の感性で多種多様に変化する着物といえそうです。

そのうち是非さわやか縮緬で一枚お願いしたいものだと思いました。注文の場合は出来上がるまでに一年ほどかかるということです。

Photo今日の着物はジュサブロー小紋に波に花の模様の唐織名古屋帯、緞子地の帯は滑りやすくかなり締めるのに手間取りました。右側の帯揚げが引っ込みすぎですね。

着物:ジュサブロー 帯:帯の岩田 帯締め:平田組紐

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