« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »

2012年8月

2012年8月24日 (金)

隙間の時間の保養

夏の前に計画しておいた、妹と二人の旅行、母が入院中だけれど一泊だけなら何とかなりそうということで、故郷への里帰りは諦め、二泊目に行く予定になっていた修善寺温泉に一泊だけすることになり、出かけてきました。実をいうと夫側の母もいよいよ終末期、ということでカウントダウン状態、ほんとうに隙間をぬってのお出かけです。

009_2

そんなわけで今回は観光なしの本当の慰安旅行、温泉で硬くなった身体をほぐし、ひとときでも精神的にのんびり過ごしたいというのが目的です。宿は以前友人と宿泊した時なかなか良かったので、今回も息子に頼んで宿を取ってもらいました。湯回廊 菊屋という老舗の旅館です。お部屋は昔皇族がお泊りになったという特別室。ふた間続きのひろいひろいレトロなお部屋で、素敵な日本庭園が見える日本人にはなにか郷愁感のあるしつらえでした。

お食事も他のサービスもなかなか考えてあって私的には合格点のつけられる旅館といえます。横浜からは東海道線でのんびりと旅気分を味わいながらいけますので、骨休め旅行には最適な場所ですね。

2012年8月18日 (土)

御召今昔

818_004_2暑い中久しぶりにきもののお勉強に行ってきました。といっても堅苦しいものではなく、横浜高島屋での催事です。御懇意にしている京都矢代仁の岡本巧氏による御召の縞台帳による御召の歴史のトークショーです。

普通、御召というと徳川十一代将軍家斉公を思い浮かべるのですが、実はもう太古の時代から「志々良岐」(しじらぎ)と呼ばれた縮があるということでその古さに驚かされました。御召が隆盛したころは年間生産量600万反だったものがいままた何度目かの御召ブームといわれていてもたかが年間1万反の生産量だそうで、伝統を受け継ぎ改良を重ねているとはいえ、技術の後継者のことも含めて厳しい状況にあることは変わりないとのこと、私としては街着としても少し改まった時に着るにしても体の線を綺麗に見せてくれる御召は大好きで、特に単衣ものとして着る御召は他の織物の追従を許さないと思っています。今日お話しをうかがったのは西陣御召の歴史ですが、他には本塩沢と呼ばれる新潟の御召、白鷹御召と呼ばれる山形の御召(これらは日本三大御召といわれています)がありますが、どれもどんどん希少価値になってきており、厳しい世界といえそうです。

Photo_2

さて今月はこれがきもの着用の最後になると思うので、何年振りかに宮古上布を着てみました。この着物も母から譲られたものですが、黒に近い藍地なので、下手をするととても地味になり、着こなしが難しかった着物です。年を重ねて着物を以前より多く着こなしてきた分、板に付いてきたように思うのですがさあどうでしょうか・・

宮古上布のきもの: 母から譲られたもの 帯:クリーム地の羅織りの帯

2012年8月13日 (月)

今日もひとりで落語

実は母が7月末に入院して大変な毎日が続いていますが、小康を得たので、こんな時は気分の転換が一番大事と予定通り落語に行ってきました。ところが世の中というより、私の周りはこの時期大変な人ばかりになり、落語欠席が相次いでいます。わたしの友人だけでも今月何枚のチケットが紙くずと消えたことでしょう、人生長く生きていてもこんな悪いめぐり合わせはめったにあるものではありません、ということで、先日の市馬独演会に引き続き今日の立川談春独演会もひとりでの鑑賞となりました。

13_2

私の友達はいないけれど、周りは大盛況、今回の独演会も完売御礼、前座なしの二時間充実の談春師匠の独演、演目はちょっと眠くなった「おさん茂兵衛」出会いの場、「鰻の幇間」の二席、鰻・・の方は鰻屋の女の子とのやりとりが目新しく面白かった、このあたりが談春の談春たるゆえんでしょう、

Photo

暑くて身体もだるくてついつい怠け心がおきそうになりましたが、今日も着物で出かけてきました。母の回復を願って、母から初心者のころに譲られた粋紗(夏紬)にローズ地の羅風の帯で、麻ではないけれど結構涼しく着られました。

2012年8月 7日 (火)

今年の夏は白ばっかり

Photo_3

日本列島はついに熱帯化したのではないかというほど毎日暑いのですが、頑張って八月の落語も着物で出かけました。今年の夏はなんだか白以外の色は着る気がしない、白っぽい着物一色です。濃い色のきものに白の長襦袢でその透け加減で涼しさと色気を演出するのも夏のきものの面白さなのですが、今年の夏はなぜか濃い色は着る気がしない。そして涼しい麻が着たい、ということで帯を代えて八重山上布をもう一度着てみました。帯止めに真紅に白の蜻蛉玉を使って夏らしく。帯揚げは薄紫の絽地です。

さて、本日の落語はご贔屓の柳亭市馬独演会。「転宅」「唐茄子屋政談」の二席ともいつものように楽しめました。

客席の入りはやはり6割くらいかな、もっともっと人気が出ていい噺家だと思うのですが・・

« 2012年7月 | トップページ | 2012年9月 »