2018年5月15日 (火)

うまいね、文菊さん

2018_5_15相変わらずくたくたになった状態でにぎわい座へ出かけるので、本当に申し訳ないけれど前座さんのお噺はいつも半分夢の中。

そんな状態でも目が覚めるような噺を聴かせてくれるようになれば自然に寝ていられなくなる、そう思って精進してくださいませ。

ほぼ一年振りだと思いますが、文菊さん、やっぱりすごい!まだお若そうなのに、貫禄はあるし、粋で品が良い。出囃子にのって出てくる姿もさまになっている。こういう出方をする演者は今まででは市馬さんしか知りません。伝統をしっかり受け継いで古典を追求していこうという姿勢は私の好みにあっています。

演目は「あくび指南」、「火焔太鼓」、「百川」の三席。全部良かったけれど勢いに乗ってきた「百川」が特に良かった。昨年初めて聴いた時の「らくだ」のインパクトが凄かったのですが、こういった滑稽ものもまた味がありました。

初めて聴いた友人が「すごくよかった、これからいつも聴きにこよう」と言っていました。またおっかけが一人増えましたね。そんなに遠くなく、にぎわい座の二階まで埋められるようになると思いますよ。

今日のきものは:少し暑さが引いたかと思い、再び袷に戻りました。といっても袷の中では一番涼しい大島です。久しぶりに今の季節の花、紫陽花模様の帯を合せてみました。

Photoきもの:泥藍大島 母からのお下がりです。もう60年以上前の母が30代のころの着物ですが、色あせていません。大島は息が長いですね。

帯:薄香地に紫陽花模様の染帯 出番が少ないのは季節のタイミングと少し地が厚いので、もったりして暑苦しく、避けてしまいます。芯をもっと薄いものに替えて軽やかにすると良いのかもしれません。

2018年5月13日 (日)

今年の母の日は・・

12日は和服の悉皆の引きとりがあったので、高島屋へ。そろそろ夏支度、薄物がお手入れにだしてありました。ついでに8階で催していた上品会を拝見して(三度目だったのでさあっと)、お隣のコーナーで開催されていた山村御流の生け花を拝見してきました。

今日の着物は:しばらく柔らか物は着ていなかったので、久しぶりに北斎模様の小紋で。

Photoきもの:北斎小紋

帯:唐花模様の染帯(東京手描き友禅)

帯締め:真砂子(平田組紐)

家に帰ったらこんな母の日のプレゼントが来ていました。Photo_3

Photo_2左は長男のお嫁さんから。可愛い山アジサイです。

右は娘から。カサブランカです。

両方ともきれいですね。しばらく玄関を良い匂いで満たしてくれます。

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2018年5月 3日 (木)

鰻で懇親会

Photo_3毎年小田原の北条五代祭のあるこの時期にお婿さんの実家のご両親のお招きで、小田原の名店鰻の”柏又”で懇親会がここ十年近く続いてきました。

まだまだ孫が小さくて父親の肩車で御神輿や武者行列を見物していたころからの行事です。

今年は夫が体調不良で欠席、あちらのお母さんも持病が芳しくなく往年の元気はなく、食も細くなられた様子。

加齢による変化は致し方ないこととはいえ、淋しいですね。

とはいえ、他のメンバーは元気ですので、いつものようにおいしく楽しくお食事をしながら二時間を過ごしました。あちらのお父さん曰く、「そろそろおしまいにしようかと思ったのですが、やっぱり来年からも続けよう、元気なうちは・・」ということで、来年またおいしい柏又の鰻に御目にかかることができるかも・・

それにしても近頃の気候不順に加えて加齢による体力低下、家に帰ったころはもうぐったり疲れ果てたという情けない有様でした。

今日の着物は:午前中は晩春の嵐でしたが、午後はなんとか回復。が、もう梅雨の時期のように蒸し暑い。なので思い切って単衣で。

Photo_4着物:本塩沢単衣(林宗平工房) 帯:陶絵模様の掬いの帯(まこと織物)

小物はすべて袷仕様です

2018年4月28日 (土)

上品会と雅楽鑑賞

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毎年恒例のきもの展示会上品会が芝の増上寺で開催されました。今年も早々に内覧会で作品を拝見していますので、今回の主目的は始めて体験の雅楽の演奏。

以前から東儀秀樹さんには関心がありましたので、たのしみにしておりました。

ホールでは東儀さんが越天楽を笙で演奏しながらの登場です。他の楽器の演奏は音で流し、合奏形態をとっての演奏です。

なんでもいわゆる雅楽だけでなく、今や小学校の音楽教育からはずされつつある日本の唱歌の演奏を試みたり、オリジナル曲を演奏したりと雅楽のみならず幅広い音楽を追求していこうと精力的に活動をされている様子。

しちりきという小さな笛や龍笛の紹介もあり初めて雅楽に接する初心者にもなじみやすい演奏でした。

演奏の後は記念の写真を皆さんと一緒にパチリ、良い思い出になることでしょう。

今日のきものは:友人が猪・鹿・蝶の連作のひとつ猪の帯で来ると言うので、私もそれにあわせて牡丹と蝶の掬いの帯で。着物は今年は登場の機会の多い白大島。帯締めだけは変えて西大寺組で。

PhotoPhoto_2右は友人の帯、今回は法事があるため欠席だったもう一人が鹿の帯を作っています。三そろいにならなくてちょっと残念でした。

2018年4月23日 (月)

近頃の呉服事情

久しぶりに着物仲間三人が横浜高島屋に集合。

それぞれが年齢を重ね、着物購入の意欲も下降線。といっても着物に飽きたわけではありません。そろえるものはだいたいそろったし、そんなに先が長いわけではないからあるものをキチンと手入れして次の世代まで送れるようにきめ細かく呉服に付き合っていこうと思いだしたということです。が、売る方としてはどんどん新しいものを買ってもらわなくては商売としては小さくなってしまう。難しいものですね。

母の時代は呉服全盛の時代でしたが、今のようにどんどん新しいものを買って着捨てていくという風潮はなく、何度も洗い張りをし、場合によっては染変えし、丁寧に着続けた時代でした。正直言ってそういう着物ライフが余り売る方には尊重される時代でなくなってしまいました。着物人口が減り、維持するより新しいものをどんどん買ってもらわなくては業界がやっていけないということにおそらく起因しているのだと思います。

そんなことを考えながらそれでも三人着物を着てお茶を飲み楽しんできました。「ほら、あの着物に今度はあの帯を合せてみたら?」などと知恵を出し合って御洒落を楽しむのは着物でこその楽しみといえます。

今日の着物は一人は秦荘紬に藍型の染帯、もう一人は大島紬に白地の塩瀬の帯、二人とも春らしい装いを楽しんでいました。

今日の着物:連続着用の塩沢紬、春らしいさわやかな色合いなので今頃が一番の出番です。帯は牡丹柄の染帯で

Photo洗面所で品のよい年配の御婦人から「牡丹ですね、素敵ですね、でもお顔の方がもっと綺麗でかわいらしいですね」とびっくりするようなおほめの言葉を頂きました。思わず「褒めていただきありがとうございます」とお礼を言ってしまいました。お世辞100%にしても褒められることはいくつになってもうれしいものです。でも、この年でかわいらしいとは・・

2018年4月16日 (月)

春の古都 その2

奈良から京都に戻って15日は三条にあるホテルで宿泊、銀座で何度かお世話になったホテルのチェーンホテルですが、かなり最近できたものらしくお部屋も真新しく清潔。なによりセキュリティがしっかりしているのが女性三人で泊まるのには安心です。

が、翌朝、朝食を食べにレストランに行ってびっくりしました。バイキング形式の朝食会場は満員、でもなんだかいつもと雰囲気が違うな、と思って見渡すと、なんとなんとジャパニーズは私たち三人だけの完全アウエイ。欧米人の姿も多いのですが、八割がた中国の方々、ここは京都なのだろうか、と思うほどです。錦市場が近いので、ホテルを出てからぶらぶらしてみたのですが、歩いている観光客はほとんどが外国の人ばかりでした。

観光客が多いのは京都の繁栄にはよいのでしょうが、私たち古い日本人ははんなりとしたあの京都の旅が楽しみたい・・

どうしても”老松”の和菓子をお土産に買いたいと友人に言ったら、上七軒にあるから、北野天満宮にお参りしてその帰りに買いましょう、ということで、一路バスで北上、30分以上バスに乗って目的地へ。

Photo上七軒の通りは写真のように石畳、古都の景観を残した町並みは、やっと昔の懐かしい京都に会えたようなうれしい気分になりました。

老松さんのお店もうっかりすると通り過ぎてしまいそうな控えめな感じですが、かといって入りにくさはなく、また来たいという気持ちにさせられる雰囲気のあるお店でした。

お土産の他に三人分桜餅を買って天満宮の境内のお休み処でいただきました。

上品な甘さで優しい味のするとても美味しい桜餅でした。

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何度も京都に来ているのですが、北野天満宮は初めて。

工事中でしたが、とても素晴らしく、またゆっくりお参りに来られたらと思います。

楽しい春の旅行でした。

さあ、秋は何処へ行きましょうか。

今日の着物は:帯は昨日と同じ。着物は昨年単衣から袷に仕立て直した塩沢紬で。軽くて動きやすいきものです。

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そうそう伊と忠さんで作っていただいた綿入りの草履。やはりとても歩きやすい、まったく疲れを感じませんでした。これからも大活躍することでしょう。

2018年4月15日 (日)

春の古都

毎年恒例の仲良し三人組旅行に行ってきました。

今回は大阪に住む友人が幹事役。久しぶりに奈良・京都を三人で楽しみましょう、ということで春の嵐吹く15日に京都駅に集合です。実は私は昨年も呉服関係のツアーで京都に行っているのですが、仲良し三人組でマイペースな旅を楽しむのもまた楽しいものです。

とはいえ15日の朝は大変でした。夜から暴れ出した風雨は暴風雨といってもよく、着物で出かける私としては「さあて、どうやって新幹線の駅まで行こうか」というのが大問題。もっとも困るのは洋服でも同じ、おそらくびしょぬれになってしまうことでしょう。

ということで人に頼むことが大嫌いな私としても背に腹は代えられなく、初めて娘のお婿さんに車を出してくれるようにお願いしました。

お婿さんの親切に甘えたおかげで無事駅に到着。幸い新幹線も定刻通りに発車、名古屋で友人を一人拾って並んで京都までいけました。京都は少々肌寒い薄曇りでしたが、持参した雨コートを着れば丁度よい、といった気温。

京都駅から近鉄にのってこの日は奈良へ。中学時代に大仏は拝顔したきりだったので、今回はポピュラーコースで行きましょうということで、100円で乗れるバスに乗って二月堂と東大寺大仏殿を廻りました。

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二月堂から見た奈良の町、こうしてみると学生時代に来た鄙びた平城京の面影があります。   外国人の観光客が感嘆の声を上げながら写真を取っていました。

帰りに駅まで乗ったタクシーの運転手さんの話によれば、外国人観光客の8割は中国の方々だそうです。

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久しぶりの東大寺、やっぱり大きいですね。このような大建築を聖武天皇の時代に建てたというのがまず、びっくり、もっとも鎌倉時代にいちど焼失して再建されたということですが、クレーンも何もない時代に人力だけでよくぞ建てられたものだと感嘆しきり・・

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大仏殿では珍しく写真撮影OK、鎌倉の大仏同様、やはり”美男におわします”

今日の着物は:春らしく白大島に牡丹に蝶の掬いの帯

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2018年4月12日 (木)

さん喬独演会

2018_4_12三月は色々あったので、落語も随分久しぶりな気がします。

近頃は友人たちとも一緒にならず、つまり、だんだん好みが違ってきたのでしょうね、一人鑑賞が多くなりました。

春休みで孫が常駐し、なんやかやと忙しいうえに入院騒ぎ、少々体力も低下しているということもあってにぎわい座についたころにはぐったりお疲れと言う情けない状態です。

前座さんの噺は夢の中、ごめんなさいね、一生懸命やっていたのは分かっていましたが・・

さてお目当てのさん喬師匠、今日も頑張ってくださいました。「死神」「お菊の皿」「百川」と夏に縁のある噺がつづき、さてこれでお開きかと思った時、「いや前振りに夏の医者をやると書いてしまっていたのですが、楽屋に入って前振り通りにやると重なってしまってまずいことに気づき、急遽演目を変えました。ですが「夏の医者」を聴きたいと思っていらっしゃったお客様がいらっしゃるかもしれないので、もう一席やります」ということで、思いがけず今日は4席聞くことができました。ラッキーでした。

死神」が良かったですね。先日志らく師匠がテレビでちょこっと死神を話していましたが、あんなふうに軽くやってしまうとこの噺は面白くないなあ、と感じていた矢先だったので、今日のさん喬師匠ひときわ輝いて見えました。

夏の先取りという前触れ通り十分に夏を先取りして楽しめました。

今日の着物は:一か月ちょっとしか経っていないのに、久しぶりに着物を着るようなきがします。真冬に着た紬ではもう暑苦しい、今時はさらっとした紬がいい。ということで久しぶりに60年物の母のお下がりの紬を着てみました。洋服じゃこうはいきませんよね。

Photo着物:出自不明の紬、母はもういないので聞くことができません。十日町紬ではないか、と言われたのですが私は?です。

帯:花兎模様の染帯 初めて自分で購入した帯です。

2018年4月 1日 (日)

久しぶりにお買い物

入院騒ぎなどがあったことで、しばらく着物を着ることもなく、ショッピングにも出かけず、でした。15日から友人たちと京都奈良へ一泊旅行をするので、足の疲れにくい綿入りの草履を伊と忠さんに注文してあったのですが、1カ月ぶりにできあがったと連絡いただいたので、引き取りにいってきました。普通は二か月ほどかかるということでしたが、旅行に間に合うようにと便宜を図ってくださいました。この種類の草履は注文生産なので、店頭では手に入らないのです。

Photo_3薄いピンク色の台に紺のシコロの鼻緒。

形は一番歩きやすいと思った小判型にしていただきました。

履いていった草履をはき替えて帰って来たのですが、本当に楽です。もう少し履きなれるとクッションがよく沈むようになりもっと履きやすくなるとのこと。今度の旅行はよく歩く予定なので、大活躍することでしょう。

Photo_4そして入院前に見つけた帯揚げ。薄い緑と紫のツートーンで使い勝手がよさそうです。

生地も丹後ちりめんで厚みもほどよく、お気に入りの帯揚げになりそうです。こちらは内田染織さんの作品。 どちらも良いお買い物ができました。

今日のきものは:牛首紬(先染め)にこでまり模様の染帯

Photoデパートのエスカレーターに乗って降りていたら、後ろから声をかけられました。50代くらいの男性。「あじさいですか?」「いえ、こでまりです。あじさいはちょっと早いですね」と返答しましたら、「そうですよね、すてきだなあとおもったものですから・・」

素敵なのはあなたですよ。男の方で女性の帯の柄に目がいくなんて、センスがありますよ。きっとやさしい殿方なんでしょうね。

2018年3月30日 (金)

あら、満開!

先日の手術の検査結果と抜糸のために病院に行ってきました。

Photo最寄りの駅を降りての道すがら満開の桜を見ることができました。ほんの二週間前の退院直後に思いがけない春の雪、冬に逆戻りだとおもっていたら、今度は急速に春が進み、あっという間に桜が満開・・近頃の日本はどうなっているのでしょうね。三寒四温とはいうけれど、これではちょっとついていくのが大変です。

抜糸をしてもらって、晴れて今日からお風呂のタブに入れます。

二週間もシャワーだけなんていうのは垢抜けしないようでいけません。検査の結果も何の問題もなし。やっと気持ちがすっきりしました。 もしかしたら桜が早く咲いてくれたのは自然のちょっとしたお祝いの気持ちかもしれませんね。

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